普段は久米島の子供達の学童施設として使われている『風の帰る森』通称『風森』ですが、町民向けに施設紹介のイベントも開催され、さらに施設開放も始まりました。
前回は宿泊スペースについてご紹介しましたが、今回は１階スペースにある宮崎駿監督の仕掛けやジブリ関連の裏話を交えて施設の中をご紹介します。
学童の入り口
学童の子供たち用の入り口では、素敵なステンドグラスが迎えてくれます。
こちらはなんとスタジオジブリにもあるステンドグラス作家の方が作成されたものです。
鯨や飛行機など見る角度によって絵柄も変わるこだわりよう。夜は特に幻想的に見えるそうです。
学童を利用していない方もステンドグラスは見る事ができるので、館内に入ったら確認されて下さい。
食堂スペース
現在はコロナ禍のため、食堂スペースは学童の子供たちのお昼とおやつの提供、町民向けの開放日にドリンクやジェラードのみの提供となっています。いずれは料理も提供する予定だそうです。
ここに宮崎駿監督の仕掛けがあります。
ドリンクを提供するスタンドとテーブル席よりも下の方に厨房があり、厨房の上の方に窓が設けられています。
さて、皆さんは窓があったらどうしますか？
そう、窓があったら窓を覗き見ますよね。
こちらも、子供たちが上の窓から厨房を覗き込む事ができるようになっているのです。
実際に、学童の子供たちは厨房で料理している様子を見に来るそうです。
さすが宮崎駿監督、子供たちがワクワクすることを熟知されています。
近づくと、厨房を覗けるのが分かりますでしょうか？
普段料理の手元って子供の目線では見る事が難しいですよね。
それに、料理中は危ないから台所には近づかせないことが多いと思いますが、それでは子供の食への興味を遠ざけてしまうような気がします。
でも、ここからだと子供達が、どんなご飯作っているのかなぁ？と興味を持って見る事ができますし、はっきりと手元が確認できるので、食育にも良さそうです。
ちなみに、こちらのコーヒーやジェラードは久米島産のものを扱っています。
とても美味しいのでオススメです！
また、フリーWi-Fiもあるので、ノマドワーカーさんには最適な環境だと思います。
畳間
施設利用者で体調不良の方が休める場所になっています。
眠ってしまった赤ちゃんを横にさせたりもできます。
授乳室
赤ちゃんに授乳したり、おむつを変えられたりするスペースです。
かわいいデザインのクッションやラグがあり、ほっこりします。
扉を締めると外からの音もあまり入らないので、落ち着いて授乳できます。
風森グッズ紹介スペース
『風の帰る森』のグッズも販売されています。Tシャツ、タンブラー、しおりなど色々なものがあります。
こちらを訪れた記念に購入されてみては。
１階図書スペース
１、2階は図書スペースとなっています。１階は幼児、児童用の絵本が多く置かれています。
こちらにある本は、宮崎駿監督の奥様と奥様が活動されている読書会の方々が寄贈してくださったそうです。
絵本、児童書、一般書、図鑑、漫画、もちろんジブリ作品の本など、もう本棚が足りないくらい本に溢れています。まだまだ増えていっているそうです。
こちらの本は貸出はなく館内でしか読むことができないので、読破するためにたくさん訪れてください。
いかがでしたか。１階は部屋数が多く、見所がたくさんあります。
ぜひ、施設開放日に訪れてみてください。次回は２階スペースについてご紹介します。
風の帰る森
住所：〒901-3113
沖縄県島尻郡久米島町字銭田1141-3
Tel：098-996-3301
H P：http://kazenokaerumori.com//
Facebook：https://www.facebook.com/kazenokaerumori/
Instagram：https://www.instagram.com/kazenokaerumori/?hl=ja
開放日：
月曜日 9：00〜12：00
木曜日 19：00〜21：30 （木曜日のみ夜間入館料500円）
日曜日 13：00〜17：00
※入館できる曜日は変更する可能性がありますので、公式H Pなどをご確認下さい。
※感染対策をしてお越しください。
