久米島で一番やる気と体力が必要な観光スポット「タチジャミ」

久米島で一番やる気と体力が必要な観光スポット「タチジャミ」

皆さん、ハイタイ!香奈です。

久米島の観光スポットは久米島一周道路を周辺にあり、

それぞれ簡単に見て回りやすいところが多いのですが、

本気で辿り着きたい!と思っていなければ辿り着けない観光スポットもあります。

その代表が「タチジャミ」です。

いやいや大袈裟な!と思われるかもしれませんが、

詳細をご覧になれば、きっとご理解いただけるはずです。

こちらを読んでいただいてから、本気で訪れたいかどうかご自身でご判断ください。

中途半端な気持ちで行くと後悔するかもしれません。

今回は、そんな訪れる者の心を折るかもしれない「タチジャミ」をご紹介致します。

 

タチジャミとは?

タチジャミ(立神)は、高さ40mの岩です。町の天然記念物に指定されています。

横から見ると屏風を広げたような形です。

これだけ見るとよくあるような岩にしか見えませんが、

裏に回るとその摩訶不思議さがわかります。

裏手に回ると、先ほどの大きさから想像できないほど細長いんです。

屏風を閉じたような形です。

これがこの岩の特徴です。横から見た時とのギャップに驚きますよね。

このような岩は沖縄県でもここでしか見られないかなり珍しいものだそうです。

 

タチジャミのある場所

タチジャミは、「久米島県立自然公園」にあります。

公園の敷地入り口は駐車場やトイレ、休憩所があります。

 

タチジャミへの辿り着にくい理由

辿り着きにくい理由その1

まず一番先に気づくのが、この海へと吸い込まれそうに続く長い階段でしょう。

この階段を降りるという段階で、「帰りはこれを登るんだよね…?」という気持ちが湧きましたね?

その通りです。この階段が第一関門。約250段を超えるそうです。

体力の無い方は、おそらく階段を降り切ることさえ躊躇されるかもしれません。

ちなみに、この階段の途中で見えてくる岩がありますが、タチジャミではありません。

こちらは「アンマーグスク(天宮城)」です。畳石と同様な成り立ちでできている岩だそうです。

こちらも町の天然記念物です。

とても立派な岩なので、これを見て満足して帰る方も多いことでしょう。

でも、これじゃありませんよ。

 

辿り着きにくい理由その2

階段を降り切った後、左手側に見える岩がタチジャミです。

この位置からだと細く見えないので、あれがタチジャミだと判断しにくいですよね。

案内板がないためわかりにくいですが、もっと歩道が続いています。

そうです。階段終わってからも約10分ほど歩き続けなければなりません。これが第二関門。

人が通れるようにはなっていますが、ちゃんとした舗装はされていないので、

ちょっと獣道っぽい場所もあります。

雨の日の翌日なんかはぬかるんでいたり、ちょっとした小川みたいな場所があるので

靴がどろんこになったり濡れたりする可能性があります。

歩きやすい靴できていない方はここで引き返すことでしょう。

 

辿り着きにくい理由その3

さらに自然豊かな道なので、いろんな生物との遭遇します。

大きいサイズのカニやヤドカリがいたり、

蜘蛛がでっかい巣を張っていたり、ハブにも出くわす可能性があります。

この段階で虫に慣れていない方は絶対先に進む勇気はないでしょう。

どの生物もこちらから仕掛けない限りやられることはないでしょうが、

知らずに触ったり踏んだりする可能性があるので、精神を研ぎ澄ませて歩くことをおすすめします。

 

これらの難題をくぐり抜けた先に、やっと出会うことができるのが「タチジャミ」なのです。

いかに辿り着きにくいかご理解頂けましたでしょうか。

この道のりをまた帰る際も通ることもお忘れなく。

軽い気持ちで訪れた方は、苦労されるかもしれませんので、

ぜひ前もって心の準備と飲み物、歩きやすい服装、靴などを準備されてくださいね。

 

辿り着いた先に出会えるもの

このような大変な思いをして辿り着いた先に、神秘的な岩に出会えます。

この岩の魅力は横、裏、またその反対側と眺める場所を変えるだけで、

岩の形が全く変わることです。

自然の偉大さを感じさせてくれます。

そして、清々しい気持ちにさせてくれるのは、タチジャミだけではありません。

タチジャミの案内板のある裏手に休憩できるベンチがあり、

その裏手を少し行くとなんと小さいながらもが現れます。

ここまで辿り着いた人々へ癒しを与えてくれるような、澄んだ空気を感じる場所です。

これらの自然の豊かさを感じられるのが「久米島県立自然公園」なのです。

いかがでしたか?

かなりハードルの高い観光スポットですが、本気で辿り着いた方は絶景に出会えます。

やる気と体力が万全な我こそは!という方は、ぜひ挑戦されてみてくださいね。

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