今年も桜の季節がやってきました。本土では、卒業、入学シーズンに桜が見頃ですが、沖縄は1月下旬頃から2月上旬頃がピークで、今まさに桜が咲き始めているところです。
日本一早く桜が咲く沖縄ですが、それは桜の種類が本土とは異なるためです。
沖縄の桜は「緋寒桜(ヒカンザクラ)」、別名「寒緋桜(カンヒザクラ)」と言い、1〜2月が開花時期となっています。濃いピンク色の花をつけ、下向きに咲きます。
見た目は鮮やかなのですが、散り方も本土の桜と違い、雨風に吹かれると花弁は散らずに萼(がく)がついたまますぐボタっと落花してしまいます。
この桜の盛りの時期に、なんと沖縄の天候は雨風の日が多いのです。
週末桜見に行こうと思っていたら、雨が降って、桜を見に来たのにほとんど地面に落ちてしまっている・・・、ということもザラにあります。
なので、美しい桜を見る機会を決して逃してはいけません。
久米島にもこの季節におすすめの花見スポットがあるのでご紹介します。
1. だるま山
だるま山公園に向かう遊歩道に桜並木が続いているので、歩きながら桜を眺めることができます。
だるま山公園にも桜が植えられているので、ピクニックがてら桜を満喫できます。
また、こちらには「クメクレナイ」という久米島固有の椿も咲いています。
桜と椿を同時に眺められる素敵な場所です。
角度によっては、桜と椿を両方写真に収めることもできます。
2. アーラ林道
儀間集落と島尻集落を繋ぐ林道です。
およそ3.5キロメートルに渡りたくさんの桜が植えられています。
桜の枝が伸びてまるで桜のトンネルを通っている気分になれる箇所がいくつかあります。
ちょっとした休憩できる箇所がいくつか設けられているので、そちらに車を止めて写真撮影もできます。
道幅が狭いところもあるので、対向車や後ろから来る車にも注意してくださいね。
いかがでしたか。沖縄と言えば夏の観光のイメージが強いですよね。
しかし、自然を楽しむことで、夏以外の季節でも新たな沖縄の魅力を発見できます。
残念ながら、昨年に引き続きコロナウイルスの影響で外出自粛、さらに緊急事態宣言も出てしまい、観光に来られない方が多いと思います。
でも、桜はまた来年、再来年も咲いてくれるのでコロナウィルスの波が落ち着き、また自由に旅行ができるようになったらぜひ訪れて下さい。
【アクセス】
だるま山公園
住所:沖縄県島尻郡久米島町字上江洲
アーラ林道
住所:沖縄県島尻郡久米島町字儀間 県道245号