毎年10月の最後の日曜日は久米島マラソンが行われます。
今回初めて久米島マラソンでハーフやフルマラソンに出るよ!という方、
次回参加してみようかな〜とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。
私はハーフ、フルどちらも走り、完走した経験があるのですが、
久米島マラソン完走したいならここは注意したほうがいいな〜というところがいくつかありました。
絶対久米島マラソンハーフまたはフルを完走したい!という皆さんに必見の情報をお伝えします。
久米島マラソン極意1 水分補給や塩分補給を確保せよ!
久米島マラソンの勝負は、久米島に来る前から始まります。
久米島マラソンで大切なのは、水分補給や塩分補給の商品を必要最低分確保しておくことです。
ランナーの方は、沿道で水分補給を貰えばいいじゃないか、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
久米島マラソンでは水分補給コーナーが全然ないところをひたすら走り続けることも多いです。
なので、スタートする際にはエイドステーションまでの間に自分が必要な水分補給や塩分補給を持って走ることをおすすめします。
じゃ、久米島に来島してから買えばいいか〜と思っている方、それでは間に合いません。
久米島マラソンの前には島内のスーパーやコンビニから、
ポカリなどのペットボトル飲料やウイダーインゼリーなどのスパウトパウチ、氷、
飴などの商品がことごとくなくなります。
理由は、久米島在住のランナーの方も応援する方も一斉に買い占めるから。
久米島は船で食料品は入荷されますが、
午後2時過ぎ辺りからしかスーパーに並ばないですし、入荷数も限られています。
島内で一番大きなドラッグストアモリでも、商品の入荷日が決まっているようで、
入荷日を数日過ぎると商品が店頭にないということもざらです。
これが離島の現実です。
ですので、島外からいらっしゃる方は久米島へ来る前に、
沖縄本島内のスーパーやコンビニで必要分を確保して来島されることをおすすめします。
久米島で買えばいいか〜と悠長に考えていると、欲しい商品が買えない可能性がありますのでお気をつけください。
久米島在住のランナーの方は、10月頭から早め早めに必要な分は確保しておきましょう。
久米島マラソン極意2 久米島のジメジメした暑さに注意せよ!
10月といってもまだ残暑の久米島。
お天気が曇りや小雨ならまだ涼しいですが、元気いっぱいの太陽が出ているとランナーの体力は蝕まれていきます。
ジメッとした蒸し暑さの場合はさらに辛いです。
ハロウィン時期ともあって仮装して走る方も多く見られますが、
熱がこもるような格好はベテランの方でもかなりきつそうに走られていますので、
初心者の方にはあまりおすすめできません。
日陰が全然ないところを走る、ということもありますので、
熱中症対策も兼ねた涼しい格好で、水分補給などもしっかりと行いましょう。
久米島マラソン極意3 日陰のない場所に注意せよ!
久米島マラソンスタートは仲里グラウンドです。
ここは島の東側になるのですが、ハーフやフルの方はだんだんと島の西に向かって走っていきます。
それがどのようなことを指すかわかりますか?
そう、日がずっと照っている場所を走るのです。
特にフルで走る方に特に注意していただきたい場所があります。
車海老養殖場からミーフガーに行き、折り返すコースです。
(画像:久米島マラソン公式ホームページより https://www.kumejima-marathon.net/%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E8%A6%81%E9%A0%85/)
そこはひたすら影の少ない海岸沿いを走り続けなければなりません。
ここでは、私よりベテランのランナーさんが次々とバテていき、救護されているのを目にしました。
まっすぐな道なので走りやすいのですが、
ここで頑張り過ぎると暑さでバテてしまったり、
足がつってしまったりすることもあります。
ハーフの方も、もちろん注意が必要です。
ハーフのスタート時間は9時30分。
その時間になれば太陽もだいぶ高いところに上がり、容赦無く照り付けます。
アップダウンが少ない道でも照りつける太陽によって体力が消耗していきます。
フルにもハーフ言えることですが、
まずは無理をしないことです。
日陰が少しでもある道を走ったり、走るペースを落としたりして
体力を温存しましょう。
そして熱中症対策も大切です。
沿道でもらえる給水や水を含んだスポンジなどをもらって首や頭や脇など熱がこもるところを冷やし、
熱中症にならないように意識してください。
久米島マラソン極意4 給水所が全然ないところに注意せよ!
極意1でも触れましたが、久米島マラソンは給水所が全然ないところも走ります。
エイドステーションの他に、島民の方が好意でドリンクやフードを沿道で渡してくれたりもしますが、
結構長い距離を走っているのに沿道に全然人がいない!というところもあります。
特にフルの場合、ホタルドームを過ぎて大原や北原あたりはそもそも集落がほとんどなく、
沿道に出て応援されている方が少ないので注意が必要です。
ハーフの場合でも、気が抜けません。
久米島マラソン始まって5〜6時間経ってくると走っているランナーの数も徐々に減るので、
応援する人も減ってきます。
そうすると行きの時には給水してくれていたのに、折り返して戻ると人がいない!
ということもザラにあります。
疲れている時には辛いですね。
こういったところがあるので、自前で準備して持っておくと安心ではあります。
ただ、持っていたけど飲み干してしまったということもあると思います。
そんな時は折り返しになる前に、
ペットボトルやスパウトパウチなどのドリンクを提供してくれている方がいたらもらっておきましょう。
また、長く走っているとお腹も空いてくるので、
沿道でバナナとか黒糖とかを提供してくださっている方がいたら、
こまめにもらって空腹で走る力が無くならないように気をつけましょう。
久米島マラソン極意5 疲れた足にくる!儀間集落から山城集落の山に注意せよ!
ハーフなら15kmを過ぎたあたり、フルなら35kmを過ぎたあたりでやってくるのが儀間集落から山城集落にあたる山。
まるでゴールを目指すランナーたちの前に現れる最後の砦のようです。
ここもあまり沿道の応援がない場所なので、この上り坂に来る前に水分補給や塩分補給をしておきましょう。
山と言っても勾配はあまりないですし、車道なので整備もされていますが、
山を上って下るまで大体1.5kmくらいあるため、疲れた足には長く辛く感じられます。
しかし、この山を制すれば、ゴールまでもう少し!
山を下れば、ほとんど高低差のない道をひたすら走り続けるだけです。
諦めなければ必ずゴールに辿り着けます。
無事ゴールしたあとは、無料の泡盛と美味しいフード、そして大盛況のふれあいパーティーを楽しみましょう!
最後まで頑張った自分をぜひ褒めてくださいね。
いかがでしたか。
久米島マラソンの極意を知ればきっと不安なく走れるはず!
ふれあいパーティーのカチャーシーで舞い踊れる体力も残して、完走を目指してください。
ランナーの皆さんチバリヨー!