
「いつかは美しい海のある場所でのんびり暮らしたい」
「自然豊かな場所で子育てしたい」
という理由で、久米島への移住を希望される方も多くいらっしゃいます。
久米島は自然が豊かでありながら、スーパーや病院など最低限の生活インフラはあり、
船も飛行機もあるので交通インフラも整っており、ちょうど良い島暮らしができます。
一方で、
「いきなり今の生活を捨てて移住するにはハードルが高い」
「仕事や移住先での生活が合わなかったらどうしよう」
と思い悩む方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、移住は人生の大きな選択の一つですから、慎重になってしまいますよね。
でも、本格移住だけを考えると、デメリットの面を考慮しすぎて、
結局島暮らしは永遠の憧れで終わってしまいそうです。
そんなお悩みの解決策として、いきなり本格移住を目指さず、まずは段階を踏んでみることをおすすめします。
すぐに今の生活を捨てて移住するのではなく、
ステップを踏むことで移住後の生活のイメージも掴めるようになり、
理想と現実のギャップに苦しまずに済むはずです。
今回は、石橋を叩いて渡るタイプの移住希望者向けに移住へのステップをご紹介します。
ステップ1. 旅行で訪れてみよう。

最初のステップは、久米島へ訪れてみること。
ただし、観光客として旅行を楽しむのではありません。
大切なのは、久米島の空気感が好きか、自分と相性が良さそうかを感じてみることです。
この段階で意識してほしいのは、
・集落や商店街など地元の人が訪れる場所も巡る
・久米島で自分のお気に入りの場所を見つけられるか
・心が穏やかに過ごせるか
「何もない」と感じるのか「これで十分」と感じられるかで島暮らしのストレスはだいぶ変わります。
久米島を去るときに「もう少しここに居たい」と感じられたら、次のステップへ進むサインです。
ステップ2. コンドミニアムの宿に泊まって島の生活を体験してみよう

次のステップは、暮らす視点での滞在です。
この時には、コンドミニアムタイプの宿に泊まることをおすすめします。
なぜなら、料理をしたり洗濯したりといういわゆる生活に近いスタイルができるからです。
この段階で意識してほしいのは、
・生活者の目線で島を見る
・実際に生活するときに必要になりそうなものを考える
・観光じゃない時間を楽しめるか
食材を手に入れるためにスーパーや商店などを訪れるので、品揃えや物価などを生活者として考えることができます。
宿泊場所によっては、スーパーなどへの行き来に車やバイクが必要になるので、移動手段も検討しなければなりません。
旅行では見えなかった島暮らしの姿が少しずつ感じられることでしょう。
実際に滞在してみて「不便だけど嫌じゃない」、「対応手段を考えれば過ごせそう」などと感じられたら、かなり相性がいい可能性があります。
ステップ3. 短期(1〜2ヶ月)で仕事してみよう

次のステップは、1〜2ヶ月仕事をしながら滞在するので、ぐっと移住に近づきます。
リゾートバイトや短期バイト、リモートワーク、ワーケーションなど島暮らしをしながら働く方法は様々あります。
住むことと働くことを同時に行うことで、移住生活がよりリアルに感じられるはずです。
この段階で意識してほしいのは、
・人間関係の距離感
・仕事と生活の充実度
・収入と生活費のバランス
リゾートバイトや短期バイトなどで働く場合は、島の人との関わりも持てるため、島の方との距離感も掴めやすくなることでしょう。
リモートワークなどの場合でも、行きつけのお店持つことで島の方と親しくなれば、島の情報を得られるはずです。
仕事終わりに海に行ったり、島の方と飲みに行ったりして仕事と生活の充実さもはかってみましょう。
収入に対してこの生活費でやっていけるのか?など現実的な視点も持ちつつ、
「こんな暮らしがしたい」と思えたらさらに移住レベルを上げていきましょう。
ステップ4. 長期(2〜3年)で仕事してみよう

最後のステップは、2〜3年の長期滞在です。
久米島のお試し移住の最終段階と言ってもいいでしょう。
2〜3年のいいところは、時間をかけないと見えてこない久米島のリアルがわかることです。
長期滞在することで見えてくるものの例を挙げましょう。
・観光の繁忙期と閑散期
・人間関係の変化
・仕事の継続性
・台風時の過ごし方(台風が全く当たらない年と当たり年がある)
・島の年中行事(ハーリー、沖縄角力、エイサー、集落清掃など)
1年目では、おそらく島の生活の流れや環境に対応するので精一杯だと思いますが、
2年目では島での生活に慣れ、島のいい面も大変な面も見えてくるはずです。
離島だと台風じゃなくても波の高いと船が出ず、食料が入ってこないなんてことも多々あります。
数日持ち堪えられるよう備えておくことを島生活の知恵として捉えるか、ストレスとして捉えるか。
島の行事に積極的に参加したいのか、したくないのか。(強制参加ではありませんが、参加した方が島の方との関係が近くなりやすいです。)
島の人との関わり方、仕事に対するやりがい、自分の生き方について深く考えられる期間だと思います。
そして3年目では、この生活をずっと続けていきたいのか自分自身に問いかける時間となるはずです。
この段階で意識してほしいのは、
・島での生活が心地いいか
・仕事や収入は成り立つか
・この島で歳を重ねたいか
島のいい面も大変な面も見えてきた上で、「やっぱりここで暮らしたい」と思えたら、ぜひ久米島島民として腰を据えてください。
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でも、2〜3年の間の仕事はどうするの?とお悩みになる方もいらっしゃるかもしれません。
今のお仕事を辞めて島に来るには、島で仕事を探さなければならないですものね。
もちろん、ご自身の資格などを活かしてお仕事をされてもいいですし、
久米島で募集があるところに申し込みすることもできますが、仕事も住居探しも0からするのは大変ですよね。
そんな方におすすめなのは、中長期間で仕事がちゃんとあり、住むところも保証されている「地域おこし協力隊」。
「地域おこし協力隊」とは、総務省の制度で、地域協力活動を行いながら、定住、定着を図る取り組みです。
久米島には町営塾スタッフや町営寮スタッフ、まなびやコーディネーターなど様々な協力隊が活動しています。
隊員は活動実績を勘案して年度単位で更新され、最長3年まで延長することができます。
その間で島暮らしが合わなければ戻るか新天地を探すのもよし、
気に入れば島で本格的に継続できる仕事を探すのもよし。
実際に地域おこし協力隊として活動した後、島の会社に就職した方や、ご自身で起業された方もいらっしゃいます。
毎年、募集内容や人数は変わりますので、ぜひ挑戦してみたいと感じた方は、久米島町のH Pをご覧ください。
移住は「永住」ではなく、「過程」

いかがでしたか。
これならなんとなく移住できそうというイメージが湧いてきたでしょうか?
それでも、まだ移住に対して腰が重くなってしまうという方は、
移住=永住と考えてしまって、ご自身でハードルを上げてしまっているのかもしれません。
移住するならその地でずっと生活していく覚悟が必要だ、と決めつけてしまっていませんか?
でも、本当にそうでしょうか。
移住は人生の「過程」に過ぎません。
合わなければ戻ればいいですし、別の場所に行ってもいい。
たまに旅行で訪れるくらいがいいと思うのならそれでもいいのです。
でも、たまに旅行で訪れるくらいがいい、とわかるのも移住したからこそ見えるものだと思います。
人生は一度きり。
長い人生の中で一度は憧れの島暮らしをしてもいいんじゃないでしょうか。
憧れで終わらせないために、今回のステップをぜひ参考にされてください。
移住へのステップを小さくはじめることで、「こんなんじゃなかった・・・」という後悔を防ぐこともできると思います。
いろいろ相談しながら進めたいという方は、移住希望者をサポートされている島暮らしコンシェルジュさんを頼ってください。
島暮らしコンシェルジュさんは、久米島町の仕事や暮らしなどに関する情報をお届けし、久米島町への移住や定住を推進しています。
気になることはご相談して、ぜひ夢へと一歩ずつステップアップされてください。