2020年初めにコロナウィルスの感染が広がり、今もなお緊急事態宣言が繰り返され、観光地である沖縄は厳しい現状に置かれています。久米島もおよそ1年にわたり、島の行事や各種イベントの自粛が続いています。
そんな不安が続く日々の中、とうとうコロナウィルスのワクチンが7月から一般にも行われることになりました。
どのように接種を行うか、ワクチン接種後の体調の変化などについてもご紹介したいと思います。
ワクチン接種について
65歳以上の高齢者や医療従事者の方の先行摂取が終わり、12歳〜64歳の方を対象にしたワクチン接種1回目が7月、2回目が8月に行われます。
会場は具志川改善センターで、住所の地域によって対象日時が決まっていますが、都合が合わなければ都合の良い日に変更可能です。また、過去に予防接種を受けてアレルギー症状がでた方、薬などで重度の過敏症がある方、気管支喘息の治療中の方などは公立久米島病院での個別接種もできます。
我が家は夫と私が対象者なので、ワクチン接種後の体調変化を考慮してお互いの接種日をずらすことにしました。
久米島のワクチンはファイザー社製のワクチンです。
ワクチン接種当日
ワクチン接種会場は駐車管理の方が暑い中誘導してくださりました。特に混雑はなく、スムーズに駐車できました。
入り口で予診票を提出し熱を測って問題なければ番号札をもらって会場に入ります。
待機場所で番号を呼ばれるまで待ちますが、そんなに混んでいなかったので5分ほどですぐ呼ばれました。
まずは医師による問診です。当日の体調確認や持病などの確認がありました。私は喘息持ちでしかもちょうどワクチン接種前に体調を崩し、喘息の薬を飲んでいたので心配をしていましたが、久米島会場では特に喘息の方がワクチン接種後に副反応で体調崩した人は出ていないと言うことだったので少しほっとしました。
また、授乳中でもあったので、子供への影響なども心配はしていましたが、ネットでの検索した結果では特にワクチン接種後の授乳が赤ちゃんへの影響は見られないそうです。仮に母親の抗体が母乳を通して赤ちゃんに取り込まれることがあれば、赤ちゃんにもコロナウィルスへの抗体ができる可能性があると言うことでした。
医師の問診後、看護師さんによるワクチン接種です。聞き手の反対側の腕に刺してもらいました。筋肉注射ということもあるのか普通の採血の時とかの針と比べると太く感じました。
最初チクリと腕に刺された後、「手が痺れますか?」と確認されましたが、特に感じなかったので「今は痺れてないですね〜。」と答えると「じゃぁ、ワクチン打ちますね〜。」とのこと。あれ?今のは針刺しただけで、ワクチンは入れてなかったんかい!と心の中でツッコミ入れてました。人の精神状態を確認したんでしょうか…。
実際、注射を打つことへの緊張やストレスで血圧の低下、脈拍の減少などが起きるそうです。接種後に失神する方も出るそうですが、これは副反応とは違うそうです。過度に心配しすぎないでリラックスして打つことも大事ですね。
ワクチン接種後
基礎疾患などがない方は15分待機した後すぐに帰れますが、私は喘息の持病持ちだったので30分待機となりました。タイマーをもらい、また待機場でひたすら待つだけです。基本的には知り合いがいるとお喋りが始まる島んちゅでも、なるべく必要な会話以外は話さず静かに待機していました。
待機中にスタッフの方から次回のワクチン接種の案内と、今日は激しい運動は控えるようになどの接種後の注意のお知らせをもらいました。
島なので人手が足りないのか、保育園のスタッフや博物館のスタッフの方など、別で本業がある方がスタッフとして駆り出されていました。スタッフの皆様お疲れ様でした。
特に体調には変化なく、30分後にさっと会場を後にしました。
1回目の摂取を終えて
接種後の夜から筋肉痛のような感じを腕に覚え、それが2〜3日続きました。その後は普段通りで体調が悪くなることはありませんでした。夫も同様な症状でした。
授乳している子供はその頃風邪気味でしたが、どちらかというと保育園でもらったか、夏バテから来ているような感じだったのでワクチンのせいとは言い難いです。体調も大きく崩れることなく、鼻水、咳くらいでお薬を飲んで治りました。
ワクチンは2回打つことで十分な効果が出るので、1回目だけで安心せず、日々の感染対策は引き続き継続していきます。実際に久米島はワクチン接種後でも感染者が出ているので、まだまだ気が抜けません。
コロナワクチンは2回目接種を受けた後の方が体調を崩しやすいという話を聞いているので、2回目の接種後の方がどちらかといえば不安ですが、また8月の接種後にどうだったかお知らせします。