久米島町では海洋深層水を水深612mから取水していることから、
6月12日を「久米島海洋深層水の日」に制定しています。
そして、海洋深層水をもっと身近に感じてもらうために毎年6月12日近くの休日に
「SeaWaterDreamフェスティバル」を開催しています。
今年は感染対策をしながら、3年ぶりに再開されました!
島の人が待ちに待ったイベントがどのような様子だったのかお伝えします!
久米島の海洋深層水って?
海水は水深200mより境に、浅い部分は表層水、深い部分は深層水と言われています。
その深層水は、大きく3つの特徴があります。
- 太陽の光が届かないため、安定して平均9°Cと冷たい
- 微生物が育ちにくいことから清浄
- 豊富なミネラルを維持
このような利点を活かし、飲み水や海産物の養殖や温度差発電など、さまざまな産業に活用しています。
久米島は陸地から水深600mの地点までの距離が短く(約2.3km)、
海洋深層水の取得量も13,000t/日と国内で最大の取水能力があります。(2017年時点)
今後は取水量100,000t/日を目標にしているそうなので、更なる産業拡大にも期待されています。
「Sea Water Dreamフェスティバル」では何してるの?
会場では、
・海洋深層水に関連した商品の展示販売
・海洋深層水関連施設の見学ツアー
・お楽しみコーナー
・豪華景品の当たる抽選会
・飲食店の出店
・ステージでの演奏演舞
など多彩な催し物が準備されています。
<海洋深層水に関連した商品の展示販売>
海洋深層水に関連した商品の販売ブースがいくつかありました。
海洋深層水を使った化粧品の販売
お水の販売や海ぶどうの販売などがありました。
<海洋深層水関連施設の見学ツアー>
海洋深層水の施設見学は、海洋深層水に関する研究施設や企業の見学ができました。
■(株)ロート・F・沖縄さんの藻培養、冷熱施設の見学
■久米島海洋深層水研究所でのサケマス養殖の見学
■サンゴの増殖研究
■海ぶどう養殖場の見学
あまりにも魅力たっぷりだったので、こちらは別記事で詳しくご紹介しますね。
<お楽しみコーナー>
お楽しみコーナーは、子供たちが楽しめるコーナーで盛り上がっていました。
こちらはみんな大好きヨーヨー釣り。
自分の好きな色のヨーヨー釣れたかな?
そしてこちらは牡蠣釣り。
ヨーヨー釣りはわかるけど、牡蠣釣りって初めて聞く!という方もいらっしゃることでしょう。
久米島では海洋深層水を使って牡蠣の養殖もやっています。
そちらの牡蠣さんたちを釣ります。
普通は警戒心の強い牡蠣さんたちも、海洋深層水だと気持ちよくお口を開けやすいんだとか。
その牡蠣さんたちがパカっと口を開けたタイミングで釣り糸を垂らして、
うまく食いついた段階で釣り上げる!というシンプルな釣り。
しかし、なかなか釣り糸がお口に入らず意外と根気が入ります。
釣り上げた牡蠣は残念ながら持ち帰れずキャッチ&リリースだったようですが、
それでも牡蠣を釣り上げたい子供たちに大人気でした。
こちらはもずく流し。そうめん流しの如く、もずくを流します。
流れてきたもずくをゲットしたら、もずく酢の入ったコップにインしてパクリ!
新鮮なもずくは、ちょっと海水のしょっぱさもありながら、もずく酢の酸味と合わさり絶妙なお味。
もっちりとした噛みごたえで、子供たちも箸が止まりません。
<豪華景品の当たる抽選会>
豪華賞品が当たる抽選会は、千円お買い上げごとに抽選券がもらえ、ガラガラを回すというもの。
豪華景品には車海老や化粧品など海洋深層水を使った商品や航空券、フェリー券などもありました。
我が家はというと、子供が喜ぶ駄菓子と久米島のゆるキャラ「くーみん」のメモ帳が当たりました。
<飲食店の出店>
飲食店も海洋深層水にちなんだものが販売されていました。
G Oファームさんの牡蠣、
久米島漁協組合さんの天丼と味噌汁、
くめじまーるカフェさんの海ぶどうホットサンドとぜんざいを頂きました。
どれもみんな美味しゅうございました!
やはり、どのお店も大行列。
商品によっては売り切れたり、商品が出てくるまで長い時間まったりと大盛況でした。
<ステージでの演奏演舞>
ステージでの催し物もありました。
フラサークルの可愛らしい踊り、子供たち向けの深層水○×ゲーム、
島のエイサー団体「登武那覇太鼓」さんのエイサー演舞、
沖縄民謡やポップスで有名な新良幸人さんのライブなど
イベントに華を添えてくれました。
いかがでしたか。
久米島の海洋深層水を身近に感じ、一日楽しく過ごすことができるイベントでした。
海洋深層水に興味を持たれた方は、ぜひ海洋深層水の商品を手に取ってみたり、
お店に訪れてみてはいかがでしょうか。
イベントにも参加してみたい方は、来年もぜひ開催しくれることを期待しましょう!