2025年9月久米島を舞台にした映画が撮影されるという記者会見が開かれました。
撮影は2025年10月から開始され、久米島島内での撮影も数多く行われました。
映画のタイトルは「おーるーブルー」。
沖縄出身のお笑い芸人ガレッジセールのゴリさんが主演を務めます。
一体どんな映画になるのか?と島民もワクワクしています。
今回はそんな久米島を舞台にした映画「おーるーブルー」の誕生秘話、
島内で行われたオーディション、久米島観光の日に行われた講演会などについてもご紹介します。
「おーるーブルー」とは
久米島を舞台としてデジタルデトックスをテーマに、親子の再生を描いた映画です。
ちなみに、おーるーとは、沖縄の方言で「青」のことです。
沖縄では、足をぶつけたりして青あざをつけると「おーるーした」と言ったりします。
映画のあらすじ
物語の軸を担うのは、中年となり人生に疲れている中原耕平と、S N Sで炎上した17歳の息子蓮次郎。
耕平はオジィの危篤の報せを受けて息子を連れて久米島に帰省しますが、
仕事の電話やメールが続き、ゆっくりオジィとの面会もできず。
息子は息子で美しい島の景色を前にしてもスマホばかり。
父は息子のスマホを取り上げますが、勢い余って自分のスマホも一緒に海へ投げ捨ててしまいます。
ネット環境から切り離されたことで、父子は次第に人間らしさを取り戻していきます。
しかし、スマホを持たない2人の周りでは、津波警報アラートが鳴り響き始めて・・・。
というストーリー。
一体どうなるのか?気になりますね!
人生2回目の青春を迎える父と、青春真っ只中の息子が互いに向き合う2人の「おーるー(青春の青)」。
久米島の自然の中で生き方を見つめ直す久米島の自然の「おーるー(海や空の青)」。
いろんな意味が重なり合う「おーるー(青)」にも注目です。
ぜひご期待ください。
「おーるーブルー」誕生秘話
「おーるーブルー」のメガホンを取るのは北口ケースケ監督。
プロデューサーには久米島真謝出身の俳優平田理さんが参加されています。
お二人は俳優仲間でもあり、とても親しい間柄だそうです。
平田さんは常日頃から北口監督に久米島を舞台にした映画を作ってほしい、とう声かけをしていたそうなのですが、
いつかね〜という感じで流されていたそうです。(笑)
そんなある日、北口監督が多忙で疲弊している時に、
大阪のとある沖縄居酒屋で見かけた久米島観光協会のポスター
「泣きたくなったら久米島へ。実家よりもあったかい、ゼロになれる島」のキャッチコピーを見かけ、
物語の着想が湧き、映画制作の道が開かれたそうです。
映画の撮影許可を取るために久米島の役場に説明に行くと、
町長を含め多くの関係者が集まり、島をあげて映画撮影に協力することに決定!
そこから多くの方が協力し、映画撮影に向けた動きが始まります。
2025年3月にはキャストオーディションが行われ、主演にガレッジセールのゴリさん、
息子役に新人俳優磯野駿英瑠さん、元妻役に伊藤歩さんという素晴らしいキャストが揃いました。
7月には島内オーディションも開催。
8月には久米島観光の日におーるーブルーの講演会も開かれました。
主演のゴリさんも久米島に来島されて会場を大いに沸かせてくれ、冬眠の映画への期待もアップ!
島内を周り、ロケハンや映画のシーンに重要な公道の撮影相談なども行なったそうです。
そして、島民も多く参加する撮影が10月からスタートしました。
この投稿をInstagramで見る
おーるーブルーのインスタグラムには、撮影シーンの一部が紹介されていますので、
ぜひフォローして撮影の様子もお楽しみください!
他にも、Facebook、X、公式サイト、などもありますのでそちらをご覧になって最新情報もご確認ください。
また、「泣きたくなったら久米島へ。実家よりもあったかい、ゼロになれる島」のキャッチコピー製作者であるさなPさんのInstagramでもおーるーブルーの情報が上がっていますので、
そちらもぜひお楽しみください。
島内オーディション
島内オーディションは二日に分けて具志川改善センターとイーフ情報プラザで行われました。
0歳から92歳の島民の方が集まり、合計198件の参加があったそうです。
さらに犬や牛、さらに久米島のご当地キャラクター「くーみん」までオーディションに参加しています。
犬や牛、ゆるキャラまで参加するオーディションはなかなかないのではないでしょうか?
映画に実際登場するのかも気になりますね。そちらもお楽しみに!
島内オーディションは、ほとんど演技の経験のない島民の方が参加しています。
そのため、演技のテストなどを受けるのではなく、
北口監督、平田プロデューサーが緊張しているオーディション参加者に優しく楽しく接してくださり、
オーディションというよりも久米島での生活や思いなどについてお話しするという感じだったそうです。
オーディション参加者には、どこのシーンで撮影があるか後日連絡が入り、
実際に久米島島内のいろいろな場所で撮影が行われました。
久米島観光の日トークセッション
9月3日は球美の日として、久米島観光に関わるイベントが毎年行われています。
今回は球美の日に先駆け、8月31日にイベントが行われました。
演劇ワークショップのほか、三線教室や浮き玉作り体験などで久米島観光をPR。
さらに、メインイベントとしておーるーブルーの北口監督、プロデューサーの平田理さん、
主演のゴリさん、沖縄国際文化祭実行委員会 副実行委員長 安里繁信さんも参加され、
トークセッションも行われました。
おーるーブルーが企画されるまでの誕生秘話、監督やプロデューサーの久米島への思い、
どうすればおーるブルーが多くの方へ観てもらえるか、というところまで話は広がり、
熱い熱い情熱が会場いっぱいに伝わりました。
トークセッション終了後の質疑応答の際に、
言える範囲で映画のシーンで注目して欲しいところは?という質問があり、
ゴリさんが
「僕が携帯会社なら絶対怒るシーンがあるんですけど、CMしている携帯会社さんにOKもらったのでやります。
でも、僕が携帯会社の人なら絶対怒ります!」
というかなり気になるコメントをされていました。
皆さんも、映画が公開されたらゴリさんがおっしゃっていたシーンがどこかぜひ探してみてください。
おーるーブルーを応援しよう!
おーるーブルーはクラウドファンディングを行い、映画撮影のために資金調達も行われました。
すでにクラウドファンディングの方は締め切られていますが、久米島ではまだまだ募金活動が行われています。
スーパー、コンビニ、居酒屋などのレジに募金箱が置かれていますので、
久米島旅行でお立ち寄りの際はそちらで応援の気持ちをお願い致します。
久米島には立ち寄れないけど応援したい!という方は、ふるさと納税でも支援できます。
久米島町のふるさと納税の寄付の使い道として「⑥島の魅力発信」を選ぶと、おーるーブルーへの活用に利用されます。
また、法人寄付や直接寄付なども受け付けています。
詳しくは法人の場合は久米島町の商工観光課、個人の場合は事務局にお問い合わせください。
久米島町ふるさと納税:https://furusato-kumejima.jp/
企業版ふるさと納税募集プロジェク:https://www.town.kumejima.okinawa.jp/docs/CVHTpjc03/
事務局
住所:沖縄県島尻郡久米島町字仲泊730番地 (久米島町具志川農村改善センター2階 FMくめじま内)
メールアドレス:oolooblue@gmail.com
いかがでしたか。
「おーるーブルー」は2026年春頃に久米島で先行上映し、2026年末から2027年上旬に一般上映を予定しています。
国内外の映画祭にも挑戦されるそうです。
久米島を舞台にした映画「おーるーブルー」が上映された際は、ぜひ劇場へ足をお運びください。