久米島発国際レベルのコーヒーが飲める!久米島ヌーヴォー2023

久米島発国際レベルのコーヒーが飲める!久米島ヌーヴォー2023

今年も待ちに待った久米島産のコーヒーが解禁となりました。

昨年は、しらせコーヒー園のみでしたが、今年は安里農園のコーヒーが初登場!

久米島ヌーヴォー2023のコーヒーがどのようなものだったのか、どのような味だったのかご紹介します。

 

 

久米島ヌーヴォー2023って?

久米島産の収穫できたコーヒー豆の販売が開始されるのが「久米島ヌーヴォー」です。

今年は4月9日、久米島産のコーヒーに共鳴された全国および海外(ベトナム)の11店舗で同時解禁となりました。

ただ、久米島産のコーヒー豆は生産量がまだまだ少なく、

売り切れ御免の状態なのでお早めに手に入れることをおすすめします。

 

久米島産のコーヒーって?

コーヒーの用語について

久米島産のコーヒーをご紹介する前に、コーヒーの理解を深めるため、

コーヒー豆の構造や精製方法などの用語についてご紹介をします。

コーヒー豆とは?

(出典:https://www.cuisinart.jp/sp/fcc_slurp/column/210617_05.html)

そもそもコーヒー豆がどの部分をさすのかご存知ですか?

コーヒーの木に、赤いチェリーのような実がなります。

この赤い実(コーヒーチェリー)は、

1 外皮(果皮)→2 果肉→3 粘液質(ミューシレージ)→4 パーチメント→5 シルバースキン→6 種子(生豆)

という順に包まれています。

コーヒー豆はこの種子にあたる部分のことを言い、「生豆(なままめ)」と呼びます。

私たちが普段自宅で豆を挽いたり、お店で飲む時に見るコーヒー豆というのは、

この「生豆」が焙煎されたものです。

そして、コーヒーの実から種子を取り出す方法を「精製」と言います。

同じ生産地のコーヒー豆でも、精選方法が異なるとはっきりと違いがわかるほど、味わいに大きな影響を及ぼします。

 

次は、精選方法についてご紹介します。

ナチュラル

ほとんど水を使わずに精選を行う方法が非水洗式です。

収穫後のコーヒーの実を天日干し、乾燥させたコーヒーの実から、種子を取り除きます。

酸味が少なく、チェリーのような風味になります。

 

ウォッシュド

収穫後のコーヒーの種子(生豆)を、水洗いすることによって取り出す精選方法です。

水を大量に使って洗い流され、水洗いの過程で生豆の選別も行われます。

すっきりとした酸味で程よいコクがあるのが特徴です。

 

アナエロビック「嫌気性(けんきせい)発酵」

コーヒーの実を袋などに入れて酸素に触れさせず、微生物により発酵させる方法です。

この発酵プロセスを介して、ウォッシュドやナチュラルの加工をすると「アナエロビック・ウォッシュド」、「アナエロビック・ナチュラル」と呼ばれます。

さらに、水を用いてウォッシュドと同じように果肉の除去を行いますが、ミューシレージ(粘液)がついたままのパーチメントコーヒー(内果皮に包まれた状態のコーヒー生豆)を乾燥させる「ハニープロセス」と言う精製方法を用いた「アナエロビック・ハニー」という精製方法もあります。

通常の発酵とは異なる、独特のフレーバーが味わえます。

 

久米島産コーヒーの種類

今期の久米島のコーヒーは3種類です。

しらせコーヒー園 アナエロビック・ハニー(ワイン酵母)

昨年、スペシャルティ(Q)認証をした、久米島を代表するしらせコーヒー園さん。

世界流通量の5%しか存在しない、高品質な豆として認証が与えられました。

このしらせコーヒー園さんのコーヒーがまさに国際レベルのコーヒーとして、

テレビや新聞などでも話題となりました!

今年は精製時にワイン酵母を加えて、さらなる進化に挑戦されています。

 

安里農園 アナエロビック・ナチュラル

今期は安里農園の豆が初デビューされました。

久米島のアーラ岳に秘境のようにある安里コーヒー園。

貴重なアーラの湧水で育てられています。

素朴な優しい味わいの一杯が出来上がりました。

 

マキノコーヒー精製(しらせコーヒー園) Y2M ウォッシュド

焙煎や抽出などコーヒーの味の決め手になるものは様々ありますが、

精製こそが重要と考えているマキノコーヒーさん。

しらせコーヒー園さんの豆を、久米島由来の乳製品で漬け込んで精製されました。

乳酸菌由来のまろやかさと酸味のあるコーヒーが楽しめます。

 

 

久米島産コーヒーってどんな味?

コーヒーの味わいは好みがあると思いますしそれぞれ感想は異なると思いますが、

参考までに私が飲んだ印象をお伝え致します。

 

しらせコーヒー園 アナエロビック・ハニー(ワイン酵母)

昨年、スペシャルティ(Q)認証を取得されたということもあり、やはり一口目から多彩な味わいを感じました。

今年はワイン酵母も加えられているためか、ワインのようなフルーティな風味が昨年よりも増しています。

熱々の時は、酸味を強く感じますが、冷めてくると落ち着いてきます。

初めて飲む方は、コーヒーってこんなにもいろんな味がし、

そして刻々と変化するのかとびっくりされることでしょう。

腰を据えて、この一杯の味の変化をしっかりと感じたい方におすすめです。

 

安里農園 アナエロビック・ナチュラル

素直でクセのない一杯でした。

デビューしたての豆ですが、期待の新人の役割をきっちりとこなしています。

苦味、酸味が少なく優しい味わいなので、コーヒーが苦手という方でも飲みやすいと思います。

主張しすぎず、でも居てくれると心安らぐ、まるで縁の下の力持ちのようなコーヒーです。

読書したり、パソコンをしたりなど、作業に集中したい方には良いお共になるはずです。

 

マキノコーヒー精製(しらせコーヒー園) Y2M ウォッシュド

精製方法はやはり大切なんだということを、この一杯で痛感致しました。

乳酸菌を漬け込んで精製された、マキノコーヒーのこちらのコーヒー。

同じしらせコーヒー園のコーヒー豆なのに、こんなに味が変わるのかとびっくりしました。

「しらせコーヒー園 アナエロビック・ハニー(ワイン酵母)」の多彩な味わいの中から、

酸味や苦味などの印象がだいぶ和らぎました。

乳酸菌のまろやかさとはこのことか!と実感します。

でも、それでいて味わいやすさが増し、コーヒーの美味しさが凝縮されたように感じました。

しらせコーヒー園の豆をより極上にする一杯になったと思います。

また、アイスコーヒーにするとさらに味わいが変わります。

より苦味が少なく、コーヒーなのにサラッと飲める感じがしました。

飲み比べるとその違いがわかると思いますので、飲み比べもおすすめです。

 

久米島産のコーヒーを楽しもう!

いかがでしたか?

久米島産のコーヒーに触れると、いろんな味わいが楽しめ、ますますコーヒーに魅了されることでしょう。

しらせコーヒー園 アナエロビック・ハニー(ワイン酵母)と、安里農園 アナエロビック・ナチュラルは

豆の販売もされていますので、ご自宅用にもお土産用にもおすすめです。

国際レベルの久米島産のコーヒーを飲んでみたいという方は、ぜひマキノコーヒーさんへお越しください。

マキノコーヒー

住所:(本店)久米島町謝名堂906-39 / (EEF Beach店)久米島町謝名堂538-1

営業時間:(両店とも)13:00〜17:30

定休日:(本店)火曜日 /  (EEF Beach店)火・水曜日

Instagram:makino_coffee

Twitter:@makino_coffee

ネットショップ:https://makinocoffee.thebase.in/

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