移住して残念だったことTOP3

移住して残念だったことTOP3

 

▲「こんなはずじゃなかったのにな…。」


 久米島に移住して6年目の香奈です。沖縄本島の出身ですが、同じ沖縄でも離島の生活は本島とはまた違っていました。移住して良かったこともありますが、残念に感じたこともあります。

 移住を考えている方は、メリットだけでなくデメリットも知っておいた方が、後々「こんなはずでは…。」ということを避けられると思うので、今回は個人的に残念だなぁと感じたことをご紹介します。

⒈ 移住して残念だったこと「医療が不充実」

 やはり医療体制についてはどこの離島でも不安要素だと思います。久米島には公立病院や診療所がありますが、公立病院はほとんどの専門の先生が島に在住していないため、外来診療が週に一回しかない診療科が多いです。そのため、本島の病院に通うという方もいらっしゃいます。

 例えば、産婦人科は週一でありますが、常駐の産婦人科医がいないため久米島で出産ができず妊娠35週には必ず離島しなければなりません。沖縄本島で出産するか県外から移住された方は里帰り出産をされるケースが多いです。予定日まで時間があるので、実家や親戚の家に泊まったり、そういう人がいなければ長期滞在型のアパートを借りたりしなければならず、病院に係る費用以外も出費するため大変です。

 ただ、町も出産助成金などで支援してくれるので、意外と久米島は子沢山です。また、緊急の場合はドクターヘリもあるので、医療体制の努力はされていると思います。

⒉ 移住して残念だったこと「店、商品の不充実」



 久米島にもスーパーやドラッグストア、コンビニなどがあり、ある程度生活用品は購入できます。しかし、商品の種類に限りがあるため欲しい商品が無かったり、急に必要なものが買えなかったりします。

 例えば、100円ショップはないので、引っ越してきて徐々に安く日用品を揃えようと考えている人は注意が必要です。欲しいものが久米島になければ、沖縄本島に行って購入するか、ネットでの購入になります。沖縄本島に行くと買い物祭りになるのは言うまでもありません。ネットでの購入の際は、商品より送料の方が高い場合もありますし、届くまでに時間がかかるので気をつけてください。

 また、台風や波の高い日には船が来ないので、食料品がしばらく手に入らないこともあります。台風前は買いだめしがちですが、みんなやるのでスーパーから商品が消えます。買い物に行っても何にもなかった、という恐ろしいことにならないよう日々のストックが必要です。

 移住して残念だったこと「野生生物の充実」



 自然が豊かな久米島…それは野生の生き物も多くいると言う事を意味しています。生き物が大好きな人には全く問題ないでしょうが、苦手な人は苦労するかもしれません。

 沖縄本島にももちろん野生生物はいますが、住宅街ではほとんどみることがなくなりました。久米島では今でもてんとう虫やみの虫、大きなバッタなどに遭遇します。それはまだ可愛いものです。他にも、蟹が道路を渡っていて車で引きそうになったり、甲虫やカナブンが洗濯物についていたり、謎の虫が部屋から発生したり…。久米島に来て初めて出会う野生生物達にも驚いています。

 生き物が苦手な者からすれば、できれば駆除したい虫や生き物も多いです。季節によって出てくる虫や生き物が変わるので、苦手な人は部屋に入って来ないよう対策をしっかりした方がいいでしょう。

いかがでしたか。どこに住んでも良いところ、残念なところはあるはずです。自分自身の豊かな生活は何かと考えて移住を検討されてください。

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