久米島に移住して6年目、沖縄本島出身の香奈です。同じ沖縄でも久米島は本島とは違う景色や文化があります。写真を撮ることが好きで、久米島のあちらこちらを撮っています。メジャーなところからちょっと変わった(?)ところまで、おすすめの写真撮影場所や被写体を紹介します。
⒈ 奥武島の畳石
久米島から海中道路で渡れる奥武島には、亀の甲羅のような石で敷き詰められた海岸があります。地中で冷えた溶岩が固まる際に割れ目ができ、長い年月をかけて波に侵食され表面が平らになった姿で地上に現れたものと言われています。県の天然記念物に指定されており、引き潮の時には見事な幾何学模様の亀岩石を見ることができます。美しい白い浜も素敵ですが、ここでしか見られない岩石は撮影必須です。
⒉ ハテの浜
久米島から小さな船で20分ほどの距離にある、砂浜だけの無人島です。久米島に来たなら、ここの写真を取らないでは帰れません。真っ白な砂浜にエメラルドグリーンの海が広がり、どこを撮っても絶景ポイントです。ただし、日差しが強くかなり暑くて照り返しもすごいので、サングラス、帽子、日焼け止め、飲み物など熱中症と日焼け防止対策は万全で向かってください。
⒊ 空港
なぜ空港?と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。飛行機マニアじゃないから関係ない、とスルーしないでください。久米島空港は大型便でなければ滑走路に出て飛行機に乗り降りするため、飛行機と海と空という絶好の被写体を撮影できるのです。観光客の方が記念撮影している姿もよく見られます。
⒋ 夕焼けと星空
久米島は高いビルも無く、集落以外は明かりも少ないため、星空や月がよく見えます。こちらも奥武島が撮影ポイントとして人気ですが、字山里や字中泊の小高い場所から、夜が迫り海に夕日が沈む光景も美しいです。この時間帯はあっという間に過ぎるので、シャッターチャンスを逃さぬようベストポジションで構えていましょう。
⒌ シーサー
マニアックな部類に入るかもしれませんが、久米島には様々な種類のシーサーがいます。大抵シーサーといえば、屋根の上や家の門にいますが、こんなところにも?という場所で見つける事もできます。シーサーを探し出し、自分の好きなシーサー写真を集めるのも面白い思い出になるはずです。
⒍ 伝統行事
久米島にはハーリーやエイサー、角力大会(沖縄相撲)などの伝統行事が多くあります。小さな島ですが、島で一つの伝統行事を行うのではなく、ほとんどそれぞれの字で行われます。エイサーは字によって衣装も変わり、踊りも全く変わるので違いを楽しめます。ハーリーは必死に漕ぐ姿に興奮すること間違いありません。角力大会では、小柄な人が大柄の人を倒す爽快さを感じられます。各字を周り、躍動感のある瞬間をカメラに捉えてみませんか。
⒎ 島のイベント
伝統行事も合わせれば毎月何かしらやっていると言っても過言ではないほど、実はイベントが多い久米島。そのイベントに合わせて訪れると、ディープな久米島を撮影できます。例えば、8月の久米島まつりは島1番と言えるほど人々が集まる大きなイベントです。島の綱引きが復活した年には老若男女問わず皆が綱を引き、例年以上に盛り上がりました。他にも何百万円もする久米島紬を無料で着付け体験できる久米島紬の日があったり、久米島車えびを掴み取りするイベントがあったりします。久米島でしかできない体験を写真に収めるのも旅の醍醐味ではないでしょうか。しかし、残念ながら今年は新型コロナウィルスのためほとんどのイベントが中止となってしまいました。今後のイベント情報については久米島町のホームページをご確認ください。
▼久米島町ホームページ
http://www.town.kumejima.okinawa.jp/
いかがでしたか?いわゆる観光スポットの撮影ももちろんいいのですが、なんてことない場所や地元のイベントを撮影してみることで久米島ならではの写真が手に入るはずです。ぜひ素敵な一枚を撮ってください。