久米島のオススメカトラリー「五え松工房」

久米島のオススメカトラリー「五え松工房」

皆さんは、日頃、どのような素材の食器やカトラリーを利用されているでしょうか。

ガラス、陶器、プラスチックなど様々な素材がありますが、

最近は食洗機にも使えるものもあり、便利さも追求されています。

一方で、食洗機不可、食器乾燥機不可、

さらに電子レンジも使えないのが木で作られている器やカトラリー。

しかし、手に取ればその素朴さや味わいが他の素材とは一線を画します。

そんな魅力的な木の作品に触れられる機会がありました。

久米島で、木の温もりを感じられる器やカトラリーなどを製作されている「五え松工房」さん。

五え松工房さんのカトラリーの展示会が、4月の三連休に開かれ、多くの方が訪れました。

五え松工房さんのご紹介、作品の紹介、展示会の様子についてお伝えします。

 

五え松工房って?

五え松工房は、宮良耕史郎さんが開かれた工房です。

宮良耕史郎さんは、プロダクトデザインを学んだ後、木材加工に関心を持ち、家具製作会社に就職後、独立し久米島で工房をスタートさせました。

「五え松工房」の「五え松」は、久米島の名松「五枝の松」が由来となっています。

「五枝の松」は、1本の松から複数の枝が地面を這うように伸びた、樹齢250年を超える琉球松です。

琉球松は油分が多く、癖が強く切りにくい反面、模様や明るい色味がとても美しい木材。

そんな琉球松を上手に扱えるようにという自身の願いも込められています。

木は種類により、色合いも重さも形も変わり、経年変化でその風合いにも変化が現れます。

宮良さんは、色々な種類の木を使い分け、それぞれの木の特徴も感じられる作品を作っています。

五え松工房

住所:久米島町字仲地184-5

TEL:090-1946-6960

HP:https://goematsukobo.tumblr.com/

Facebook:五え松工房 

 

五え松工房の作品

宮良さんがどんな作品を作っているのか気になりますよね。

実は、食器やカトラリーだけに留まらず、カホンやいす、

本棚、看板に至るまでありとあらゆるものを製作されています。

久米島で見ることができる作品を一部ご紹介していきます。

 

久米島空港2階

飛行機出発を待つ間、飛行機の到着を待つ間、利用されるのに最適なスペース。

こちらの机や椅子が宮良さんの作品です。

座り心地のいい椅子と、触り心地のいいテーブルで作業するにも休憩するにもぴったりです。

 

久米島空港2階風童

久米島空港2階にある子ども兼ベビールーム室。

おむつ替え台や授乳室、キッズスペースなどがあります。

木の風合いが子供も大人もホッとした雰囲気にしてくれます。

 

ほんのもりの看板

久米島の図書館兼防災施設。

優しい文字のデザインで、訪れるたびに歓迎されている気持ちになります。

 

風の帰る森

今は閉館してしまいましたが、図書の本棚やテーブルなど多くを製作されました。

窓枠に沿って作られた本棚から眺める海や山の美しさはまるで絵画のようです。

開館する機会がありましたら、ぜひご覧ください。

 

販売店舗

現在、久米島で五え松工房さんの作品を購入できるのは以下の3店舗です。

五え松工房さんのカトラリーがほしい!と思った方はぜひ足をお運びください。

サイプレイスリゾート久米島

住所:久米島町大原803-1

TEL:098-985-3700

HP:https://www.cypresshotels.jp/kumejima/

Instagram:cypress_resort_kumejima

 

ふーちヌーぱん

住所:久米島町仲泊511−2

営業時間:7:00~14:00

定休日:水曜日

Instagram:fuuuchinupan

 

五え松売店

住所:久米島町上江洲(五枝の松)

営業日:金、土、日、月

開店時間:11:00~15:00

Instagram:goematsubaiten

 

 

木の器・カトラリーの展示会とワークショップ

4月27日、28日、29日の3連休に奥武島キャンプ場で行われた展示会。

木の器、カトラリーとキャンプ場という組み合わせを聞くだけで、ワクワク。

会場は、実際にキャンプテントやタープが張られ、

その下では、カトラリーなどの作品や実際に木を切る道具たちが来場者を迎えてくれました。

お天気は晴れたり豪雨になったりとコロコロ変わりましたが、

晴れたらキャンプ場の木々が木陰となり気持ちよく、

雨が降れば木々のマイナスイオンで癒され、

どの天気でも居心地の良い環境でした。

 

 

器・カトラリー

大小様々な器やスプーン、お箸などが所狭しと並べられていました。

木の種類もさまざまで、センダン、ふくぎ、など久米島で親しみのある木々が多く利用されています。

木の切り出した場所で色が違ったり、木の種類によっても重さや形に変化が生まれます。

黒いカトラリーもいくつかありました。

木の元の色ではなく、泥染めをして黒い色を出しているそうです。

表面には漆を塗り、裏は塗られておらず、風合いの違いも楽しめます。

五え松工房さんのカトラリーで人気なのは「れんげ」。

少し浅めの形ですが、口当たりが良いと評判です。

展示会中に20個オーダーも入ったというほど。

実際、私も使っていますが、

すくいやすく、口当たりが優しくて、

いつものレトルトカレーが他のスプーンで食べるよりも

美味しく感じられるから不思議です。

五え松工房さんの木のカトラリーが欲しいけど、

何を買えば良いか迷う!という方には、

まずは「れんげ」をおすすめします。

 

木の廃材の使い方

木のカトラリーや器以外にも、木の廃材も様々な活用ができます。

切れ端

カトラリーや器を作成した後に出る木の切れ端を、なんと焚き火にくべちゃいます。

煙が蚊よけなるし、廃材の再利用としてもピッタリ!

キャンプ場×木のコラボが感じられてナイスアイディア!と感動しました。

 

廃材

作りかけて折れてしまったり、うまく形が作れなかった木も、子供達のオモチャに早替わりです。

ロケットにしたり、おままごとの器になったり。

子供達の想像力も養われます。

 

削りカス

木を削ってすぐの削りカスは、木の香りがふわ〜っと広がり、なんともいい香り。

これを芳香剤代わりに使うことができます。

削りカスに精油などを垂らしてもOKだそうです。

木はどこも捨てるところがなくて、すごい!の一言。

 

 

いかがでしたか。

久米島で生まれる木の作品たち。

丁寧に扱わないといけないカトラリーたちが、日々の過ごし方を見直すきっかけになるかもしれません。

ぜひ久米島にお越しの際は手にとってお気に入りを見つけてください。

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