東京出身の島嫁あみです。久米島に移住して12年。我が家には、一緒に島生活を歩んでいる小6と小2の子供がいます。内地の小学生とは少し違った環境での暮らしとあって、面白いことも多々あります。今日は、住んでみて分かった久米島での子育て事情・小学生編をお届けします。
島の小学校はやっぱり生徒が少ない
久米島の小学校は、全部で6校。全校生徒の人数が地域によって異なっていて1クラス辺り30名前後のところもあれば、10名に満たない学校もあります。娘たちの学校は、比較的生徒数が多いですが、それでも全校生徒は130名前後。学年を超えて、友達の名前は全員憶えてしまうほどです。基本的に1クラスなので、クラス替えもなく、同じ顔触れのまま6年間を過ごします。
移住者にはありがたい給食メニュー
小学生の楽しみのひとつが、給食の時間。カレーやパスタなど子供達が大好きなメニューはもちろん、ゴーヤチャンプルーや沖縄そばなど地産地消のメニューも豊富です。子供達に故郷の味を教えたくても東京出身の私にはハードルの高い沖縄料理。大切な味は、学校給食が伝えてくれます。
意外とハードな島の小学生
島の子供達は、のんびり暮らしているイメージがあるかもしれませんが、小学生になると週末が忙しくなることが多いです。運動会や親子レクレーションなどの学校行事や伝統行事など地域のイベントは、週末開催がほとんど。加えて、野球やバスケットなどの部活や習い事をする子も増えるので、発表会や送迎などで週末の保護者は常に休みなし。なんて家庭もざらにあります。久米島は、子だくさんの島なので、3~4名兄弟がいる家庭も珍しくなく忙しさも倍増です。又、眼科や耳鼻科など島内では受診できず島外の医療機関にかかる場合もあり、子供と一緒に週末沖縄本島に行く回数も増えていきます。
子供達のサポート事業に注目
今まで学童や児童館など子供達の放課後をサポートする施設がなかった久米島ですが、2020年5月より、久米島初の児童デイサービス「STAR」が開所。学童クラブなどもスタートし、小学生をサポートしてくれる施設も増えてきました。現在、図書館も建設中。更に島の子供達の居場所が増えていきそうです。
蛍の光に目を奪われたり、キラキラ輝く海に向かって洋服のまま飛び込んだり。目に前にある感動が、常に当たり前の島暮らし。離島の中でも久米島は、移住者も住みやすく子育てしやすい環境です。