離島の台風対策

離島の台風対策


 近年は様々な自然災害が多く、先日も大型台風の話題が多くのメディアで取り沙汰されていました。またこのような台風がいつやってきてもおかしくはないですよね。災害被害に備えるためにどのようなことをすればいいでしょうか。沖縄本島でも台風対策はしてきましたが、離島は本島とは違う対策があることを知ったので、それも踏まえながら台風対策と台風時の過ごし方についてご紹介します。

台風対策

1.ベランダ、庭


 ベランダや庭にある移動できるものは、全て家の中に移動させましょう。移動できないものは飛ばされないよう重りをしたり、紐やロープなどで固定したりしてください。そのままにしておくとどこかに飛んで行ってしまう可能性があります。我が家のベランダにはどこかの家のゴミ箱の蓋がやってきました。

 屋外に洗濯機がある家庭は、洗濯機に水を貯め、養生テープで蓋をしっかり閉めておきましょう。また、ベランダの排水口などが詰まると雨水が溜まって浸水する可能性があるので、掃除しておきましょう。

2.窓


 サッシには新聞紙やタオル、ペット用のシーツなどを詰めましょう。ほっとくと雨水が入ってきて窓周辺が濡れちゃいます。また、養生テープを窓に×印やイギリスの国旗風にはります。段ボールも一緒にすると窓ガラスの飛散防止になります。養生テープがなければガムテープでもいいですが、窓ガラスにテープの跡が残るし、剥がしにくいのでそれが気になる人にはお勧めしません。

3.懐中電灯、ランタン


 停電する可能性があるので、懐中電灯やランタンは準備しておきましょう。部屋全体を明るくできるランタンは便利なので長時間過ごす部屋に利用することをお勧めします。

4.冷蔵庫


 停電したら絶対開けてはいけないので、台風が来る前に生モノなどは早めに食しておいた方がいいです。また、氷や保冷剤で冷蔵庫の物を冷やしておきましょう。

5.携帯扇風機


 熱中症対策でいろいろな種類の携帯用扇風機がありますが、暑い日の停電時にも使えます。充電式のものは事前に充電しておき、バッテリーなども準備しておくといいでしょう。電池式は予備の電池も忘れずに。

6.お風呂


 浴槽に水を張っておきます。手洗いをしたり、トイレを流すときに使ったり、暑いときに濡れタオルで体を拭いたりなど何かと水を使うことは多いので、たっぷり準備しておいた方がいいです。

7.車


 ガソリン満タンにして、車を重くしておくと横転防止になります。また、停電時にクーラーをつけて涼んだり、携帯の充電をしたりできます。

8.食料、飲料の備蓄


 恐らく、久米島などの離島で一番大事なのはこれではないでしょうか。本島にいた時は台風前でも後でもスーパーですぐ食料を買いたせていましたが、離島ではそういうわけにはいきません。波が高いと船が入ってこず、雨風が強いと飛行機も飛ばないからです。台風前はすぐにパンや牛乳、野菜、肉などが棚から消えます。台風が去っても1、2日は船が入ってこないため、食料が届かずスーパーには何にもありません。それらを見越して事前に買い物をしておき、缶詰やレトルトなど長期保存の効くものを備蓄しておきましょう。

台風時の過ごし方

 

1.娯楽を用意する


 停電していなければビデオやテレビを見ることができますが、停電した場合にも自宅で楽しく過ごせるものを事前に用意しておくことをお勧めします。ラジオは災害情報も聞けるのであると便利です。スマホやモバイルバッテリーなどの充電もしておけばスマホから情報を得られますし、普段自分の使うものが利用できるので心の負担が減ります。

 

2.外に出ない


 台風の様子を見たいと外出したり、海に行ったりする人がたまにいるようですが、とても危険です。風が強いため急に閉まるドアに指を挟むかもしれませんし、飛来物で怪我をするかもしれません。また、海岸付近は波が高いので波に持っていかれる可能性があります。家で大人しく過ごしましょう。


 いかがでしたか。台風が来て思うことは、電気のありがたさ、いつもの生活ができることのありがたさです。被害を最小限にするためにも、自分たちができる備えをして、無事に台風が過ぎ去るのをじっと待ちましょう。

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