バニラビーンズって知っていますか?
お菓子作りが好きな方、食べるのが好きな方なら一度は耳にしたことがあるかと思います。
アイスやお菓子に登場する有名な“バニラ味”はこのバニラビーンズの風味がもととなります。
私は“バニラ”という言葉はもちろん知っていますが、“バニラビーンズ”はよく知りませんでした。
バニラというものが当たり前すぎて、まさか作物から取れるものとは気にも留めていなかったというのが正直なところです。
そこで入った一報、この“バニラビーンズ”を久米島で生産しているとのこと!
(実は写真にある茶色い袋に久米島産バニラビーンズが入ってます!)
なんと今回、バニラビーンズの“畑”に潜入取材することができました。
今回もオハナさんとバッチリ紹介していきます!
バニラビーンズの“畑”ってどんな感じ?
今回もオハナさんと一緒にやってまいりました。
見た目だと普通の農業用ハウスに見えますが、中はどうなっているのでしょうか。
ツル状の植物がどーん!っと、整然と並んでいます。
もっと近くで見て見ましょう。
ここで初めてお目見えしました、バニラビーンズさん。
見た目はさやいんげんそっくりです。
たわわに実っています、貴重な収穫作業も見学させてもらいました。
植物が好きな方は葉っぱを見てお気づきかもしれません。
バニラは沖縄でもお馴染みの植物、ラン科の作物になります。
畑の中がバニラの香りで充満していると思いきや、そういうこともなく実際に近づいても香りはありません。
不思議に思って質問したところ、見せて頂きましたよ。
こちらが収穫後のビーンズを乾燥させたものになります。
こちらは素晴らしく甘い香りです!
顔を近づけなくとも、そこらじゅうに幸せな香りがプンプン充満しています。
生のビーンズとの違いにとても驚きました。
そこで案内して頂いた東江さんにお話しを聞いて驚きました。
バニラビーンズは製品化に至るまでに信じられないほど手間暇がかかっていました!
バニラビーンズ、実はかなり高価な作物。手間暇惜しまずしっかりじっくり作ります。
私達に身近な“バニラ”は、バニラ風味であって、バニラビーンズを使用していないことがほとんどです。
市販されているお菓子であれば、多くがバニラの人口香料を使っています。
バニラビーンズが実際に口に入る頻度はそう高くありません。
入っているもので分かりやすいものだと、お高めなアイスにあるあの小さな小さな黒い点々です。
バニラビーンズがこんなに高価になる要因は、地球上でコーヒーベルトと言われる場所でしか栽培できないことと、栽培の大変さにあります。
植えて実が付くまで3年、
日光の調整や温度や湿度にも敏感、
薬剤を使う事ができないため、雑草や害虫の除去は全て手作業で行います。
また、花は咲いても数時間しか咲きません。
それも自然に受粉することはなく完全に人工授粉しなければなりません。
(人工授粉も1本1本花を切って、おしべをめしべに潜り込ませる複雑な作業)
実が収穫出来た後も大変です。
乾燥や発酵など数々の工程を経た上で製品化となります。
こんなに手間暇かけたバニラビーンズ達です。
美味しくないわけがありません!
バニラの花と収穫後さまざまな処理後のビーンズの写真です。(東江さんからお借りしました)
手塩にかけて育てた久米島産バニラビーンズはどんなビーンズ?
久米島産のバニラビーンズの価値ですが、まずは希少価値の高い“国産”であるということです。
バニラビーンズが熱帯性の作物であるため、日本国内で栽培できる場所は限られているため生産量が少なく、市販されているものはほとんどが海外産です。
久米島産のバニラビーンズは、海外産と比べてすっきりとした甘味が特徴で、キャラメル風の香りがあり、香りのバランスも良いことから海外からも高く評価されています。
また生産されている琉球ハーベストさんは、有機栽培の規格である有機JAS規格を取得しています。
このことからも、久米島産のバニラビーンズはかなり高品質なビーンズだということが理解して頂けるかと思います。
どこで買えるの?
貴重な久米島産バニラビーンズ、実際に手に取ってみたくありませんか?
久米島での販売もありますが、通販での販売、またはふるさと納税の返礼品としても手に取ることができるそうです。
下記に詳細な情報をご紹介します。
〇久米島での販売場所
Vanilla Terrace~バニラテラス~さん
住所:沖縄県島尻郡久米島町字仲泊966-33(あじまー館内)
・通販は久米島物産公社さんから
URL:http://www.kumejima.co.jp/subpage/sub-nousui-(vanilla).html
・ふるさと納税は下記のサイトから
URL:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/47361/5442157