【観光客の方必読】台風襲来!久米島旅行どうする?

【観光客の方必読】台風襲来!久米島旅行どうする?

7月末から8月初旬にかけて沖縄本島および先島諸島を襲った台風6号。

ここ数年で久しぶりに多くの被害をもたらす台風でした。

那覇空港では全便欠航し、沖縄から出られないという苦難を味わった観光客の方も多くいらっしゃったことでしょう。

そのようなニュースを聞くと、旅行に不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

沖縄本島でも被害は大きかったのに離島だとどうなるのか、気になりますよね。

久米島旅行を考えている方に向けて、

旅行前、旅行中、万が一台風に当たってしまった場合、

さらに台風通過後旅行にくる場合に分けてお伝えします。

 

そもそも台風シーズンはいつ?

沖縄はほぼ毎年台風が通過します。

なんと5月〜11月ごろまで台風が接近する可能性があります。

しかも、7〜9月の観光シーズンが台風の襲来ピークです。

そのため、観光客の方が沖縄旅行に来て台風に巻き込まれる、というケースは実は「あるある」なんです。

毎年大型の台風が来るわけではないのですが、台風が直撃すれば、もちろん被害は出てしまいます。

 

久米島の台風被害は?

今回の台風は久米島にも多くの被害をもたらしました。

一例を挙げると以下の通りです。

・停電

・断水

・倒木

・土砂崩れ

・電柱や看板などの倒壊

・ネット環境が悪くなる

・電話の不通

どれも生活環境を著しく低下させます。

久米島のような離島はさらにフェリーの欠航による「食材不足」が起こります。

天気が良くてもフェリーは波が高いと出ず欠航が続くため、

台風前後合わせて1週間以上来ない場合もあります

そのため、食材の確保は離島の最大の課題です。

さらに、農家さんや漁協組合さんなどは出荷予定だった商品が出荷できず、多大な損失も発生します。

今回、マンゴー農家さんが台風前に出荷できないマンゴーを島内むけに格安でマンゴー販売し、

島民みんなで農家さんを支えるという共助も行われました。

久米島のために協力したいと思われた方は、ぜひ久米島の商品をご購入いただき、

島の生産者さんをご支援ください。

 

久米島旅行どうする?〜旅行前〜

もし旅行前に台風が沖縄に直撃することがわかっている場合は、旅行をキャンセルするか、

別日に変更することをおすすめします。

飛行機が出るから!と強行突破しても、滞在中なんにもできずホテルに缶詰状態

さらには帰れないという可能性があります。

波が高いと海などのマリンスポーツはもちろんできませんし、台風に合わせてお店も早めに閉まります。

不便を楽しみたい、自然の恐ろしさを体感したいということでもない限り、

青い海をイメージしたキラキラした観光は望めないことをご承知ください。

 

久米島旅行どうする?〜旅行中〜

久米島旅行をしている最中に台風に当たりそうになったら、

こちらも飛行機が飛んでいる間に早めにお帰りになることをおすすめします。

那覇空港で乗り換えをされる方は、久米島から出られても那覇空港で飛行機が欠航して足止めを喰う可能性があります。

台風で足止めを喰うと、宿泊料、食事代、移動代などいろいろな料金が上乗せされます。

ギリギリまで観光を楽しもうとせず、ぜひ安全なうちに帰るという英断をされてください。

あとあとのことを考えてもコスパがいいでしょう。

 

久米島旅行どうする?〜台風に当たってしまったら〜

飛行機や船が欠航してしまい、久米島滞在中に台風に当たってしまったらどうすればいいでしょうか?

まずは宿泊先の確保です。

同じ宿泊先に延泊できない場合は宿泊先を確保しなければなりません。

宿泊施設は、外出できないことを見越して以下の対応ができるところがおすすめです。

・食事が出る

・ジムや売店など気分転換ができるような設備がある

・館内を歩き回れる広さがある

あとはひたすら台風が去るのをじっと待つのみ。

外の様子を見に行ってはいけません。

何が飛んでくるかわからない状況で、無用な外出は怪我などをする恐れがあります。

 

食事の出ない宿泊先の場合は、食材の確保が必要です。

パンなどすぐ食べられるもの、飲料水などは早めに手に入れましょう。

停電などが起こることも考慮して、ろうそくやランタンなどもあると安心です。

モバイルバッテリーをすでに持っている方も多いと思いますが、

災害時のためにも電池などで充電できるものもあると便利です。

安く手に入れようにも、久米島に百円ショップはありません。

スーパーやコンビニ、ねは家具さん、ベスト電器などで探して手に入れることになります。

お店が閉店する前に早め早めの行動が大切です。

どうしても宿泊先が見つからない、宿泊先が停電した場合などは町の避難所へ行くという手もあります。

「ほんのもり」という施設が図書館と防災施設を兼ねています。

読書で暇つぶしができますし、ある程度人がいる安心感もありますし、飲料水も確保されています。

ただ、寝具や食料品は持参しなければならないようなので注意が必要です。

 

久米島旅行どうする?〜台風通過後〜

台風が去ったあと、すぐ久米島観光を楽しもう!と考えている方はちょっとお待ちください!

個人的には台風通過してから1週間以上後の方がおすすめです。

なぜなら、台風が去ってからも、品不足、復旧作業などにより通常の状態に戻るのに数日かかるからです。

 

久米島のスーパーは、船によって食材が運ばれます。

台風通過後2〜3日波が高いこともあります。

波が高いと船は出航できないので、島内は食材不足が続くのです。

船が出ているかどうかを久米商船のHPで確認してから久米島に行くことを決めても遅くありません。

船が来ないと食材がないため、飲食店に行っても十分な食事を楽しめないです。

久米商船(久米島支店)

住所:久米島町字兼城2番地の3

TEL:098-985-3057

FAX:098-985-2919

HP:http://www.kumeline.com/

 

また、停電やインターネットの復旧作業、倒壊した施設などの撤去作業など安全対策の作業もしばらく続きます。

作業員が沖縄本島から来ないと作業が進まない、ということもあるので台風が去ってからもすぐ利用できないことがあるのです。

店舗や施設が使えるようになるには、時間がかかることをご了承ください。

旅行前に施設利用が可能か確認を取っておくと安心です。

 

さらに、道路も倒木や土砂崩れなどで交通できなくなっている所もあるので、

運転には注意しなければなりません。

島民が台風の後片付けを始めるので、水不足の懸念もあります。

このように、久米島では台風が去ってからも数日は大変な作業が続きます。

以上の状態を鑑みても、台風後すぐは観光客の方が観光を楽しむというのは難しい状況に思います。

ご参考になりましたでしょうか。

台風前後に、キャンセル料がかかるくらいならと強硬手段で旅行すると、

思ってもみなかった大変な状況になるかもしれません。

台風後は復旧を急いでおりますが、離島ゆえいつもの状態に戻るには時間を要します。

こんな状況で観光客の方が久米島旅行に満足されるのか不安ではあります。

ご旅行をお考えの皆様は、久米島を十分満喫できるよう、

ぜひ落ち着いた状況になってからお越しくださることをおすすめします。

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