久米島初上陸!CINEWAVで楽しむ映画『ジーマーミー豆腐』が想像以上の快適&感動体験レポート

久米島初上陸!CINEWAVで楽しむ映画『ジーマーミー豆腐』が想像以上の快適&感動体験レポート

みなさん、最近映画を観ていますか?

久米島には映画館がありません。

話題の映画を観たいなら、沖縄本島まで行かないといけません。

今はNetflixやAmazon primeなどがあるので、

少し時間が経てば自宅で話題の映画やアニメなど観ることはできます。

しかし、大きなスクリーンで映画だけに没頭する時間は、

自宅のテレビ画面でゆるりと映画を観るのとはまた違います。

作品の世界観や映像美に酔いしれることができ、

役者の演技やセリフに感動することもあり、

その体験は時に自分の考えや人生に大きな影響を与えるほどです。

映画館に行ったことある方ならご理解いただけるのではないでしょうか。

そんな極上体験が、映画館のないこの久米島でも可能になりました。

それにはあるアプリの存在があったのです・・・。

 

時は、4月8日。

ユナミファクトリーBOBAという店の裏手にて、

大人の秘密基地感のある映画館が臨時開館しました。

上映された作品は、沖縄とシンガポールの共同作「ジーマーミー豆腐」。

この上映には「CINEWAV」というアプリが使われました。

一体どんなアプリなのか?映画の内容はどうだったのか?

そして久米島での映画上映は今後どうなるのか・・・!?

 

と、なんか映画の予告っぽく書いてみましたが、

今回はその新しい映画体験の様子をご紹介します。

 

 

CINEWAVって?

まず、今回久米島で映画を上映するにあたり利用された

「CINEWAV」というアプリについてご紹介します。

映画館といえば、大スクリーン、高音質の音響、

そして防音された室内というイメージがありませんか?

この「CINEWAV」はそのような機材などを一切必要ないオーディオシステムです。

ご自身のスマートフォンで音楽を聞いたことありますか?

それと似たような感じではありますが、「CINEWAV」では映画の映像はスクリーンで観て、

映画の音声はアプリを通してご自身のイヤホンで聴くというものです。

このアプリの画期的なところは、映画に必要な高音質音響機材や防音室が必要ないため、

屋内はもちろん、屋外でも最小限の機材で格安に映画上映ができることです。

また、「CINEWAV」は、音声アプリなだけではなく、チケットの販売もしています。

映画館でチケットを購入するのではなく、アプリ内でチケットを購入して劇場に赴くという感じです。

「CINEWAV」のご利用の流れを簡単にご説明します。

①ご自分の使っているスマートフォンに「CINEWAV」をダウンロード

②アプリ内でチケットを購入し、会場へ

③お手持ちのイヤホンを装着

これだけで、どこでも映画館になります。

さらにアプリ内で物販の販売もできるそうなので、

ポップコーンやドリンクを購入するための列に並ぶ必要がありません。

今までの映画館の仕組みがガラリと変わります。

白い壁があれば巨大スクリーンも必要なく屋外で寝そべって映画を観る、

なんてこともできちゃうわけです。

 

 
 
 
 
 
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また、こちらのアプリは海外でもいろんな場所で利用されています。

シンガポールでは、ホテル・マリーナ・ベイ・サンズの展望台エリアでも映画上映されました。

地上57階の屋上では風が音声を吹き飛ばしてしまいますが、

「CINEWAV」なら安定して臨場感あるオーディオを楽しめ、

他のホテル客にも騒音の迷惑もなく上映できるので、観客から高い評価を得ています。

高級ホテルの最上階で100万ドルの夜景と映画、羨ましい限りですね。

 

そんな「CINEWAV」が久米島初上陸!

どんな素敵な映画空間だったのか、お伝え致します。

 

 

映画「ジーマーミー豆腐」って?

今回久米島で上映されたのは、「ジーマーミー豆腐」という映画です。

監督は、シンガポールの若手制作会社BananaMana Filmsのジェイソン・チャンさんとクリスチャン・リーさん。

2人が沖縄を訪れた際に魅力を感じた沖縄食をもとに、映画を作っていったそうです。

彼らは俳優としてもこの映画に登場しています。

 

ストーリー

東京で働くシンガポール出身の料理人ライアン。

ある日、辛口料理評論家のユキが彼の料理を偶然口にした。

彼の料理の腕前を見込み通っていくうち、次第に惹かれ合う。

しかし、ユキは前触れもなく彼の前から姿を消す。

傷ついたライアンはユキの姿を求め、彼女の故郷沖縄へ辿り着く。

そこで知り合った陶芸家兼ダイバーのナミに沖縄料理を紹介される。

伝統的な沖縄料理が「ぬちぐすい(命の薬)」となり、その料理を作った偏屈の料理人佐久本に弟子入りする。

佐久本からは琉球料理の成り立ちや技術その精神について学び、ナミからは沖縄の自然の魅力を学ぶ。

いつしか、ナミとも距離を縮めていくが、そこへユキが現れる・・・。

 

という、3人の恋模様と沖縄の伝統的な食文化や精神を描いた作品です。

映画の内容は、とても素晴らしかったです。

俳優さんの表情や動きで、交錯する登場人物の想い、それぞれの気持ちの変化、

観たものをハッとさせる迫力などを感じました。

登場人物のそれぞれの人生との向き合い方を通して、

観客自身も自分の人生について考えさせられます。

方言などの言葉のチョイス、赤瓦の家、石畳や食事の器、電照菊畑、木々、海。

沖縄をしっかりと感じさせる空気感もよく出ていました。

出てくる料理も美味しそうに映し出され、

沖縄料理ってこんなにも洗練された美しい食だったんだなと気付かされました。

誰もが一度は食べたことがあるような地元の食が、実は豊かなものであること。

沖縄のグスクや自然との付き合い方から沖縄の精神の美しさを改めて教えてもらい、

久しぶりに映画で感動体験できました。

 

シンガポールでは2ヶ月を超えるロングラン上映され、

ハワイ国際映画祭では長編映画部門観客賞を受賞し、

海外でも高い評価を得ています。

外国の方が、この映画をきっかけに沖縄に行ってみたい、という声も上がっていたので、

沖縄の魅力を海外に発信するのにも適した映画だと思いました。

 

CINEWAVを使った映画鑑賞

イヤホンをしながら大画面で映画を観る、というのは初体験でしたが、

違和感なく映画の世界に没頭することができました。

むしろ、イヤホンをつけることでよりその世界に浸れる感じがします。

ちゃんと自分のイヤホンから映画の音声が聞こえるのか?

という不安がある方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

上映前にイヤホンから音声が聞こえるかの確認をしますので、

映画が始まってからイヤホンの音声が聞こえない!という問題はありませんでした。

大型の映画館は、大きなスクリーンにたくさんの座席の中から

指定された席に座って観るという感じですよね。

ある意味どんな映画でも関係なく、

シンプルな内装で映画に没頭できると言えるかもしれません。

一方CINEWAVを利用すれば、

自分達で好きな空間を作り上げることができます。

今回の会場は、白い壁をスクリーンとして利用していました。

室内はイルミネーションで飾り付けられており、

ソファやクッション、畳もあり、どこでも好きな場所に座れて、

ゆったりくつろげるスペースとなっていました。

ユナミファクトリーBOBAさんのドリンクやポテトやホットドックなどの販売もあったので、

素敵な空間で食べ飲みしながら快適に映画を観られて、個人的には大満足でした。

 
 
 
 
 
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今回は屋内での映画鑑賞でしたが、CINEWAVなら場所や提供商品にも縛りがないので、

キャンプ場でBBQを食べながら映画を観たり、

お酒やつまみと共に映画を観たりといろんな可能性があります。

イヤホンから流れる音声は一つの映画のみなので、

子供用、大人用映画を同じ空間で同時上映もできるそうです。

久米島島民はもちろん、観光客の方もふらりと訪れて島の映画を観る、

というのも楽しそうだなと思いました。

 

CINEWAVを使えば新たな映画鑑賞の体験ができるだけでなく、

クリエイティブな発想によって様々なコミュニティで

イベントやエンターテイメントに活用できることでしょう。

 

今回は久米島での初めての試みでしたが、

CINEWAVが継続して利用され久米島のコミュニティの発展につながるよう期待したいです。

 

CINEWAV

HP:https://www.cinewav.com/

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