「のばせ体力!深めよ、町民の和」のテーマのもと、第21回町民運動会が開催されました。
コロナ禍で中止が続いていたため四年ぶりの開催となり、参加者も気合十分。
小さな子どもからお年寄りまで参加する大きなイベントです。
各字の誇りをかけて闘った島の1日をご紹介します。
町民運動会って?
第21回町民運動会は10月8日(日)に行われました。
久米島の字ごとにチームに分かれ、勝敗を競い合います。
字は、だいたい小学校の校区で分かれます。
比屋定、美崎、くめしま、大岳、なかさと東、なかさと西、清水A、清水Bの8チームです。
字によって人数が変わるので、多いところは2チーム参加しています。
種目ごとに1位8点、2位7点、3位6点・・・と加点されるので、
総合成績の良いチームが優勝となります。
小さな島の運動会と侮るなかれ!
各字の誇りがぶつかり合う、真剣勝負がそこにはあるのです。
競技内容
競技は、幼稚園生以下が参加するかけっこ競争から始まりました。
保護者の付き添いのもと、ちびっ子たちはゴールに向かって一生懸命に走り、景品をゲットしていました。
その後は、少しずつ競技色が強くなってきます。
50代以上が参加するリム回しリレーや
60代以上が参加する玉入れなど、年配の方も積極的に競い合います。
組み合わせリレーは、タイヤ回しや俵担ぎなど面白い組み合わせのリレーですが、
参加者は速さと面白さを追求するプロたちです。
さらに、
各字の期待を背負って走る小学生の学年継承リレー、
中学生から50代までが体の限界に挑戦する年代別リレー、
さっきまで談笑していたママたちがスタートするとマジになるバラエティリレー、
職場の仲の良さよりも本気で走り切ることをアピールする職域リレー、
バトンを渡すごとに100m、200mと走る距離が長くなり走者のメンタルを削るスウェーデンリレーなど
かなりの数のリレー種目が続きます。
まるで陸上選手の如く走りまくります。
足をつるのが早いか、ゴールするのが早いかというほど極限の状態で走り抜ける島民。
文字通り本気です。
移住を考えていた方は、久米島島民になるのが怖くなりましたか?
でも、実は島民も最初は全然本気で走るつもりじゃないんですよ。
不思議とスタート地点に行けばスイッチが入ってしまうんです。
しかも、大人の真剣な姿を見て、子供たちが自然と熱が入った応援をしてくれます。
この声援がまた大人たちに気合いを与えてくれるんですよね。
他にも、体力自慢、バランス自慢が競い合う俵ざし+バランス棒や
町民音頭で輪になって踊る和やかな場面もありました。
最後はムカデ競争です。各字の息のあった歩みに声援を送ります。
今年は大岳チームが優勝しました。
どのチームも最後まで本気で参加し、達成感に満ちた1日でした。
終わった後は公民館へ
町民運動会が終われば、各字の公民館で反省会という名の宴が行われます。
オードブルやかき氷など食事をしながら、運動会の上位入賞者の表彰をし、互いの健闘を称え合います。
その後は和気あいあいと地域の交流を深める飲みニケーションの場にもなります。
来年はもっといろんな種目に出たい、上位入賞を目標にしたいという声も上がりました。
次回に向けた抱負が次々と出てくるのも、充実した運動会だったことの表れかもしれません。
ぜひ怪我には気をつけてまた来年楽しみましょう。
いかがでしたか。
熱い島の運動会をご紹介しました。
筋肉痛が二日目に来た方、お仲間です。
お身体を労わりながら、無理せず来年も頑張りましょうね。