久米島ヌーヴォー2022！！「しらせコーヒー園」

前回はコーヒーを販売しているマキノコーヒーさんの本店についてご紹介しました。

まだご覧になられていない方はこちらから↓

【新店舗O P E N】マキノコーヒー

今回は、久米島で作られているコーヒーについてです。

今月、マキノコーヒーさんで久米島ヌーヴォー解禁！となりました。

久米島ヌーヴォーって？久米島のコーヒーってどんなもの？

気になる情報をお伝えします。

久米島ヌーヴォーって？

前述していた久米島ヌーヴォーとは、久米島で作られたコーヒーの解禁日のことです。

ボジョレーヌーボに見立ててそのように名付けられたようです。

久米島産のコーヒーは、「しらせコーヒー園」さんのものです。

今期分が久米島ではマキノコーヒーで飲むことができるようになりました！

マキノコーヒーさんのお店の情報については記事の最後に載せています。↓

しらせコーヒー園

「しらせコーヒー園」の安村さんに久米島でのコーヒー作りについてお話を伺いました。

コーヒーの栽培には、土壌・気候・標高などが複雑に関係します。

肥えた水はけのよい土壌と、年間を通じて平均した気温・降水量が必要です。

果実の熟成のためには適温が大切であり、高すぎても低すぎてもいけません。

また、昼と夜の温度差が大きいことも大切な条件で、適度な日陰や冷気などもかかせません。

なので世界的な常識では、コーヒーは500m以上の標高の高い山地で作られています。

しかし、久米島にそんな高い山はなく、標高80m位のところで栽培されています。

そんな土地でコーヒーできるの？と外国の方にも驚かれているそうです。

それでも世界と戦える美味しいコーヒーを作るために、土づくりから工夫されています。

そうして、苦労されて作られたのがこちらのコーヒー豆です。

蓋を開けると香ばしい香りが広がり、嗅ぐだけで幸せな気持ちになります。

今はまだ収穫量が多くなく、今年は400kgくらいだそうです。

そこから焙煎すると50kgくらいにしかならないそう。

今後は収穫量を増やしていくことも期待されています。

コーヒーの味わいを決める「嫌気性発酵」

コーヒーは、収穫後そのまま放っておくと腐敗してしまいます。

なので、すぐに外果皮や果肉などを取り除いて種子を取り、精選、処理をするそうです。

収穫後の精製方法が、コーヒーの味わいやフレーバーに影響を及ぼします。

精製方法には色々あり、水洗処理、天日干しなどがよく行われています。

今回、しらせコーヒー農園さんが行ったのは「嫌気性（けんきせい）発酵」。

コーヒーの実を袋などに入れて密閉し、微生物により発酵させる方法です。

ワインでよく行われる精製方法だそうです。

それも久米島ヌーヴォーに引っ掛けているのかもしれません。

コーヒーのお味は？

こちらがその「嫌気性発酵」によって作られたコーヒーです。

どんなお味か気になりますよね？

いざ実食！（実飲？）

熱々のうちは、苦味を強く感じ酸味は後から少しあるかな？程度でした。

冷めてくると、だんだんと酸味の方が強く感じられるようになります。

苦味、風味も混じり様々な風合いを感じられるようになります。

普通のコーヒーとは違い、１杯でいろんな味を感じられました。

人によって好みは分かれるかもしれません。

でも、私はいろんな味を感じられたので面白いと思いますし、

久米島で丹精込めて作られたコーヒーを頂ける贅沢を味わいました。

ただ、この「嫌気性発酵」は、コーヒー豆の実の皮を剥くのにかなり労力を要するそうで、来年は別の精製方法にするかもしれないとのこと。

この複雑なお味を楽しめるのは今のうちかもしれません。

ぜひご提供があるうちにお越しください。

いかがでしたか。

コーヒーについて知識がない私でも、

「しらせコーヒー園」の安村さんや「マキノコーヒー」店長牧野さんのおかげで

楽しくコーヒーについて学ぶことができました。

久米島のコーヒーの可能性は無限大！

今後どんなコーヒーができるか楽しみです。

ぜひ、皆さんも久米島産のコーヒーを一緒に盛り上げてくださいね。

久米島で久米島産のコーヒーが飲めるのはこちら！↓