新たな久米島のアクティビティになる!?海から見る久米島「久米島周遊クルーズ」

新たな久米島のアクティビティになる!?海から見る久米島「久米島周遊クルーズ」

久米島の海のアクティビティとしてメジャーなものは、ダイビングやシュノーケリング、はての浜へ行くなどでしょう。

しかし、久米島は地層学者も唸るほど面白い地層をしていて、

海から眺めるとその不思議な地形と普段は通ることのない海の景色がとても魅力的なんです。

普段は漁師さんなど限られた人しか見ることができない海から見る久米島が、

「久米島周遊クルーズ」として期間限定でツアーを開催していたので参加してきました。

どんなクルーズだったのかご紹介します。

 

久米島周遊クルーズって?

泊フィッシャリーナ近くにあるアースライフマリンクラブさんが開催しています。

アースマリンクラブさんはトローリング釣りや、ダイビング、

海ほたるツアーなど希望に合わせて様々な海遊びを提供されています。

久米島周遊クルーズは、久米島の周辺の海を知り尽くしているアースマリンクラブさんがおすすめする、

海からクルーズ船で久米島を眺めるツアーです。

このクルーズは2023年6月〜8月末まで実証事業で運行していました。

今後本格的なツアーになる予定だそうなので、その際にはまたご紹介します。

 

海から楽しむ3つのコース

コースは3種類ありますが、その日の天候や波の高さなどによりコースが決まります。

希望のコースに行けるわけではありませんが、どのコースもとても魅力的ですよ。

ミーフガーを海から見るコース

久米島屈指の景勝地である「ミーフガー」。

女岩とも言われ、子宝祈願のパワースポットとしても有名です。

そんなミーフガーですが、足場が悪いためその裏側に行くのは至難の業。

このコースでは、普段は見ることができないミーフガーの裏側や、

今は無くなった阿嘉集落などを久米島の北側を周遊します。

 

鳥の口を下から見るコース

実は珍しい岩の多い久米島。

まるで鳥が口を開けているように見えることから「鳥の口」という奇岩もあります。

陸地からは崖から見下ろすようにして眺められますが、

海の上から眺める景色も圧巻だと言われています。

他にも、マッコウクジラ岩などの巨岩も見られる島の南側をメインに久米島を回ります。

 

ハテの浜を横から見るコース

久米島の海を知り尽くした船長が「ここから見るハテの浜が一番美しい!」とおすすめするコースです。

久米島で一番人気の観光スポット「ハテの浜」は、渡船を利用して上陸しますが、

このコースでは渡船では行くことのない浜の反対側を周遊します。

ハテの浜へ行ったことのある方も見たことのない絶景が待っているかもしれません。

 

実際の体験

今回、私が体験したのは、①ミーフガーを海から見るコース。

ミーフガーを海から見るコースは久米島の北側。

こちらは断崖絶壁の部分が多く、海辺の周辺は足場が悪いため島民もあまり通りません。

なかなか訪れられない場所を眺められるというのがクルーズの良さです。

スタートは泊フィッシャリーナという港から。

はての浜へ向かう渡船もこちらから出航しています。

船長さんとガイドさん、乗客で9名ほどが乗船しました。

クルーズ船の先頭に集まり、美しい海を眺めながらツアーが始まります。

この日は少し波が高かったため、ミーフガー近くは揺れました。

船酔いしやすい方は事前に酔い止めを飲んでおいたり、

あまり揺れの少ない遠くを見て過ごすといいそうです。

日差しも強いため、日焼け対策、熱中症対策もしておきましょう。

ガイドさんは、周遊クルーズで回るスポットの紹介、

久米島の地形や地層、歴史、久米島の最新情報まで幅広くご紹介してくださいました。

全部ご紹介したいところですが、

皆さんが乗船する際のお楽しみもあると思いますので、

個人的に気に入ったスポットのみをご紹介します。

 

海から見るタチジャミ

約200段の階段を降り、さらに獣道を歩いてやっと辿り着くタチジャミ。

陸地から訪れるためにはかなりの気合がいる場所ですが、

自然の神秘を感じられるところです。

海から見るタチジャミもかなりのダイナミック。

ちなみに、陸地から見るとこんな感じです。

岩の真後ろに回るとかなりの細さになる奇妙な形の岩なのですが、

海から眺めると全体の岩の様子が見られてまた違った魅力を発見しました。

 

海から見るミーフガー

このツアーのメインとなるミーフガー。

ミーフガーの真裏をしっかりと見ることができました。

先ほど通ったタチジャミからミーフガーの裏側まで、

実は繋がっているというのが海から眺めることでわかりました。

こちらは真横から見たミーフガー。

真横から見ると全く違う風景で、全然違う岩に見えます。

同じ岩でも見る角度で全然違う雰囲気になるのが面白いです。

 

旧阿嘉集落近くの海

ここは本当に船からしか眺められません。

車道から遠いので、陸地からこの周辺まで来るのは結構ハードです。

海の底がよく見え、吸い込まれそう!

久米島の中でもかなり透明度の高い場所だと思います。

ここでシュノーケリングやカヤックなど海のアクティビィティができたら絶対最高だろうな〜。

 

落ちない岩、すべらない岩

わずか2か所だけで支えられている「落ちない岩」と、

絶妙なバランスで滑り落ちない「滑らない岩」。

これらも船でしか見られない場所にあります。

落ちそうで落ちない、すべらないということで受験生やお笑い芸人さんにご利益があるかも!?

久米島の新たなパワースポットとして近いうち有名になるかもしれませんよ。

他にもガイドさんが教えてくださった阿嘉のひげ水、黒石森、

涙石のお話など久米島に伝わる琉歌や伝説を交えたお話も面白いのですが、

それはぜひクルーズで体験していただいた方が何倍も楽しめるので泣く泣く割愛致します!

 

いかがでしたか?

2時間ほどのクルーズでしたが、本当に見どころが多く、

ガイドさんの豊富な話題で充実した時間が過ごせました。

私のクルーズの時には出会えませんでしたが、

ウミガメや渡り鳥、イルカなど動物たちにも出会えた方もいたそうです。

全てのコースを制覇したいな〜と思いましたし、

同じコースでも季節や時間帯によって

景色がまた違って見える楽しみがあることでしょう。

今回のクルーズ船体験はもう終わってしまいましたが、

今後ちゃんとしたツアーとなってスタートするはずですので、

周遊クルーズが再開しましたら、ぜひご乗船くださいね。

 

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